(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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レシピ記事のときに気をつけていること

たまにレシピ記事を書きます。「自分はうまいと思っているものなんで、よかったら」という感じで書いているわけなんですが、一応、こういう記事を書くときの基準があるのよね。

誰でもできる

やや乱暴な言い方だけど、基本的にはこれが基準。誰でもできる。いや、まあ実際には最低限の技術とか道具とか知識は必要だから、その時点で「誰でも」というのは無理な話なんだけど、それを言っちゃうとキリがないので、こういうことにしている。
具体的には、こういうこと。

食材・調味料が簡単に手に入る

「特定の入手ルートと使わないと」とか、地域性があるとダメ。日本国内なら大体の場所で手に入る。国外でも日本食コーナーがあればなんとかなり、最悪でも代用品がある。こういうのが前提。
また、同時に安価であるかどうかも大事なポイント。あんまり高いものを使ってはね。「100円均一で手に入る」というのを念頭においてますよ。調味料なんかは特に。
手段と価格の観点で、手に入れやすい。そうじゃないと、レシピ記事を見ても再現できないじゃない。物理的にさ。

高度な技術を必要としない

俺は料理好きだし、ひとり暮らし歴が長いので、そこそこ自炊歴も長いのだけれど、そういう経験とか技術を前提にするレシピは、再現性が低いと思うんだ。このあたり、俺はなるべくハードルが低い方がいいと考えていて、特に自炊経験がない人でも、「おいしそうだな」と思ったら自分で作ることができる。こういうレベルがいいんだと思う。
「適当に切って、とりあえず加熱して」みたいな「適当に」レベルの作業を積み重ね、それでいて味が良ければ、「また作ろう」という気になるだろうし。そういう感じで自炊へのハードルを下げていきたい。

特定の調理器具に依存しない

環境って大事だと思うんだ。特にひとり暮らしの場合。最近はガスコンロがないというマンションも多いし、ガス設備がないところも多い。また、レンジやオーブンって敷居が高いと思うんだよね。値段的にもそうだし、スペース的にもそうだし。現実的にいろいろな環境的な制約があって、自炊を断念している人も多いと思うのよ。
なわけで、基本的には鍋1個、フライパン1個で作れるものを念頭においているし、あるいは炊飯器でとか。そういう「さすがにこういうのはあるでしょう」「無駄にならんから持っとけよ」「そんなに高くないし」というものだけで調理可能であるかを基準にしています。

寮で作れるか?

さらに、具体的なイメージとして、寮を考えておりますよ。会社とか学校の寮。寮で作れるなら、どこでも作れるであろうと。部屋の中にキッチンがない、あっても共同。またコンロスペースとかがない。そういう環境で自炊できるなら、まあどうにでもなるだろうと。場合によっては屋外でもなんとかなるだろうし。
度々グリル鍋をオススメしているのは、実はそれも理由だったり。

象印 グリルなべ EP-LB10-XA ステンレス

象印 グリルなべ EP-LB10-XA ステンレス

まさか電源コンセントがない部屋はないだろうから、これがあれば煮る・焼く・炒めるなどはなんとかなる。鍋も作れるし。
また、最悪の最悪で電気も使えないというなら、カセットコンロという手もあるだろうし。これと深めのフライパンというコンボなら、グリル鍋とほぼ同じ環境になるわけで。あと必要なものは、主食はコメだろうから炊飯器くらいなもので。そうすると炊飯器レシピも作れる。俺がこれまでに書いてきたレシピ記事は大抵再現できますよ。

あとはやってみればいい

何事もこういう感じで解決していけば、自炊できないことはない。水に問題があるなら、ブリタの浄水器使えばいいだろうし。

BRITA (ブリタ) ポット型浄水器 マレーラ XL (2.0リットル)

BRITA (ブリタ) ポット型浄水器 マレーラ XL (2.0リットル)

解決方法はきっとある。
「材料がないから」とか、「技術がないから」とか、「道具がないから」とかを言わずにすむようなレシピ記事を書きたいんです。やれば作れる。きっと誰でも作れる。そういうレシピを紹介していきたいなと。
料理って「良い材料を良い道具を使って」みたいなご馳走だけじゃないわけで。気軽に誰でも作れる。ありふれた安価な材料で、どこでもできる。しかしそれでいておいしい。レシピ記事に関してはそういう姿勢で書きたいと思ってますね。俺自身、そういう料理ばっか作っている人間ですし。
日頃料理しない人が、俺の記事を見て作ってみたらうまかった。なので、これからもいろいろ作ってみる。こういう展開になるとありがたいですね。料理楽しいよ、料理。難しい高度な世界だけじゃないよ。俺は「誰でもできる」のアプローチで今後も書いていきますよ。