(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

さぬきうどんバカ一代

世間が休んでやまないゴールデンウィークタケルンバはどうしていたかというと、思いっきり働いていたのである。休みなく働いていたのである。涙を流しながら来る日も来る日も働いていたのである(かなり誇張)。
そんな自分にご褒美をと、仕事が終わるなり高松まで夜行バスを手配。バスの時間までに宿と、現地の足とするレンタルバイク(原付)を予約という超絶的な手際の良さを発揮し、1泊4日の「さぬきうどん食べまくりツアー」が決定したのだ。
一応今回のコンセプトはこんな感じ。

とにかく食え!

何せ交通費をかけて高松まで行くのである。それも安い店なら1玉100円のうどんをわざわざ食べに行くために行くのである。たくさん食わねば行った意味なし。とにかく食えよ。食えばわかるさ。

とにかく店をまわれ!

一声にさぬきうどんといっても店ごとに全然個性が違うのである。ゴチッとした硬い麺があれば、にゅるにゅるの軟体麺もあるし、喉に吸い付くようなモチ肌の麺もあるわけだ。また店構えにしても、席に座って注文し、できたら店員が席まで運んできてくれて。客はひたすら食べるのみという一般的なお店があれば、自分で丼を手に取り、うどん玉を入れ、時に自分で湯がき、ダシを入れて食べるセルフ式のお店もある。飯山町のなかむらなんてあーた、薬味のネギも自分で切るんでっせ! まな板にただ長ネギと包丁があるだけ。しかも今でこそネギはまな板の下に常備されているが、少し昔までは客が畑から掘り出してきたわけで(だからこそ「究極のセルフ」と呼ばれている)。こういう様々な麺、様々なシチュエーションを体験できるのがさぬきうどん巡りの良さなので、とにかく多くの店をまわるにこしたことはないのだ。

うどんは1玉(小)にせよ!

じゃどうすれば上記2つを可能にできるか、というわけで必要なのがこれなのである。後先考えず、序盤から2玉(大)とか食べちゃダメなんである。もう少し食べたくても男は(女も)じっと我慢。さよならだけが人生だ。

オプションは食べるな!

うどんだけではない。オプションにも注意が必要。なかなかどうして香川のうどん屋は天ぷら・おでん・いなり寿しなどのオプションと呼ばれる品々がうまい。本当にうまい。そして安くてうまい。牛すじがうまそうだの、ちくわ天がうまそうだの、おあげさんがうまそうだのとやっていると、胃袋がいくつあっても足りぬ。……でも結局食べちゃうんだけどね。ちょっとだけよ。
目指すは1日10軒。翌朝からうどん巡りスタートだ!