(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

日本よ、アメリカよ、ヨーロッパよ。さあどうする?

やるぜ中国。次世代DVDで、中国のメーカーが独自の動き。

ブルーレイにもHDにも乗らず、独自の規格「EVD」で勝負するとのこと。
いやあ、これ、なかなかやばい展開。これが実現するとブルーレイ対HDという図式が完全に崩れる。少なくてもアジア市場に関しては、EVDが独占的優位を築く可能性が高い。というのも、本体の価格競争力が全然違ってくるからね。1台700元ということは、1元15円で計算しても1万円くらい。この値段でやられちゃ、誰もブルーレイ・HDを買わねえですよ。EVD並みの値段に落とせる頃には、アジアを席巻されてますよ。
「でも画像悪いんでしょ?」「記録時間も短いから、ハリウッド映画が1枚に収まらないじゃん」と安穏に構えたあなた! それは日本人の発想。アジアの大概の人はこう考えますよ。
「でも今までより画像がいいんだろ」「じゃ2枚組にすりゃいいじゃん」
何せ今でもアジアではVCDが幅をきかせているくらい。DVDよりVCDなんですよ、奥さん。日本のドラマだろうが、ハリウッドの映画だろうが、何だってVCDなんですよ、奥さん。それは再生機が安いのもさることながら、ディスクを作るコストが安いから。「日本のテレビドラマが翌日にはもう販売」が可能なのもそれが大きい。ローテクだから普及しているという現実もあるってわけですよ。
こういう需要を日本陣営は全く汲み取れないわけで、アジアの映像化市場は中国メーカーに持ってかれる公算が強い。ううむ、恐るべし中国。