(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

生かされるより生きる

昨日、ライブドア事件堀江被告に求刑。懲役4年とのこと。
おお、随分宮内被告と差をつけたなあ。宮内被告が2年6ヶ月だから、かなりの大盛り。執行猶予は懲役3年以内でないと付かないので、有罪になった場合は宮内は悠々セーフ、堀江は微妙という感じ。以上、執行猶予ちょっといい話。
しかしこの宮内に対する露骨な特別扱いは何なんだ。容疑は粉飾決算な以上、財務に関する話なわけで、いくらCEOとは言え、財務の非専門家の堀江が4年で、税理士という国家公認の資格を持つ宮内が2年半というのはバランスが悪い。ましてや宮内はCFOだからねえ。最高財務責任者という肩書きと、税理士という資格が持つ重みを考えるとねえ。ううむ。
ま、この差が「自供の対価」であり、検察の報酬なんでしょうな。自供の対価は執行猶予。適正と見るか、割高と見るか。わしゃ割高と見るけどね。執行猶予と引き換えに、スゲエ大事なものを失った気がする。賢い選択かもしれんけど、「生きる力」を手放した気がしてなりませんなあ。生きるという本能的な力を。やり方は好きになれんが、堀江の方が「生きている」感じがするね。フリーランスの人とか、経営者とか、修羅場を巡った経験がある人は共感してもらえると思うけど、「自分の力で生きる」という部分だけは譲っちゃいかん。肉体的な死よりも、それを失うことの方が恐ろしい。おお、らしくない真面目な話だ。