(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

MLSの解説とか将棋とか、野球以外の井川需要があり過ぎる

「ビッグ・ユニット」ランディ・ジョンソンがダイヤモンド・バックスへ移籍合意とのこと。久々の復帰ですな。

これは井川にとっては朗報。単純に考えて、ローテーションがひとつ繰り上がりますからね。現有メンバーで考えると、1番手は王建民。2番手がペティットで3番手にムシーナ。ここまでは確定。恐らくは不動。問題はここから。4番手をパバーノと井川が争う形になりそう。4番手以内になると、ローテーションが飛ばされることがないので、成績を残すためには入っておきたいところ。ま、5番手スタートだとしても問題ないですけどね。どうせ誰か故障するから。4番手から6番手の間を行ったり来たり。初年度はこんな感じになりそう。
あ、そうそう。ヤンキースの先発の手駒が揃っているから、今年の井川は中継ぎ降格みたいな記事を見るけど、あれは失礼だよな。中継ぎは「降格」じゃないっつうの。日本の感覚だと先発に漏れた選手が中継ぎになる。だから「降格」という扱いなんだけど、アメリカでは中継ぎというプロフェッショナルな役割なんだよね。だから先発・中継ぎ・抑えという役割それぞれに、契約でもそういう条項を明記する。先発なら「ローテーションの3番手以内で起用する」とかだし、中継ぎ・抑えなら「勝ち試合に限り2イニング以内の登板」とか「4連投以上はさせない」とか「連続3日間で40球以内」みたいな細かい条項があって、役割がハッキリしている。役割を超える領分、例えば中継ぎ投手が緊急的に先発登板する場合は出来高ボーナスで対応するもの。先発投手に求める役割と、中継ぎ投手に求める役割が違うから、契約もそれぞれ違う。だから決して「降格」じゃないんだよね。
だから井川が中継ぎに回るとは到底思えん。先発投手として採った以上、先発投手として使うはずだし、そういう契約になっているはず。故障でもしない限りはローテから外れませんよ。最悪でも10日に1回は投げますんで、ご安心を。