何という責任転嫁
ＤＪ ＯＺＭＡがＮＨＫに謝罪したみたいだけど……何で？
こんなことやる前からわかってたのになあ。ＯＺＭＡ起用の時点で「脱ぎは込み」じゃなかったのかね。こういう展開も「おいしい」という前提じゃねえとなあ。「荒川静香といえばイナバウアー」くらいのものですよ。「ＯＺＭＡのライブといえば脱ぎ」は。一般人ならともかく、テレビ関係者が「知らねえ」なんて許されるわけないと思うんだけどね。本当に知らなかったのなら、そっちの方が問題。ＯＺＭＡも「俺のせいにされても」って感じじゃないかね。だってきちんとカメラ割りもできてたしね。事前にきちんと打ち合わせ済みに決まってますよ。脱ぐタイミングも含めて。
これを出演者側の責任にすると、後々面倒なことになると思うよ。「社員が悪い。会社は悪くない」ってことだから。使用者責任とか制作側の責任が一切無視だから。さんざん指示しておいて、文句言われたら逃げるってのは体質的にいかんよ。あれだけ問題になった「王シュレット」だって、責任をとったのはフジテレビであって、山口智充じゃないよね。これが普通だと思うよ。大が小を守らんと。ＮＨＫがいち歌手に責任被せるというのが気に食わん。
あと抗議する視聴者もナニだよね。脱ぐという予備情報を知らずに見てしまい、不快になったという気持ちはわかるんだけど、それが過剰になると表現の自由がなくなる。「不愉快だからやめろ！」というのは「愉快・不愉快は俺が決めるぜ、オー、イエー！」ってことなのよ。不愉快というその人の価値観の押し付け。「不愉快だけど、それも表現である以上は仕方ない」という精神がねえと、お互いの自由なんて守れませんよ。自分が自由であるためには、自分が他人の自由を侵害しちゃダメ。
少なくてもテレビの場合は自分がチャンネル替えればいいし、自己防衛策はある。また、少なくても１９時だ２０時だっていう早い時間にやったわけではなく、やや深い時間にやったわけだし、子供の影響云々を言うならば「早く寝させろよ」と言えるわけで。こういう小さいことでガタガタ言うの嫌だねえ。
