余計な介入としか思えない
ネット界では既に炎上の気配ありありのこのニュース。
この件に関し、わしゃ特に高野連が悪いとは思わんのよね。高野連は「高校野球」という商品の親玉なわけで、その商品のブランド管理は当然の仕事。神経過敏であるのが当たり前なので、フジテレビに抗議すんのは当然。ただ、それとフジテレビが悪いっていうのはイコールでねえのよ。本質的にフジテレビも悪くなし。抗議を突っぱねてもＯＫ。それは高野連とは利害が違うから。高野連が「高校野球」ブランドを守るのが商売であるように、フジテレビのバラエティー班は、その都度旬なものをいじるのが仕事。それが「表現の自由」でもあるわけで、その手法が笑い。そこで利害が対立するのはしょうがないこと。一方的にどちらかが悪い・悪くないの話じゃない。
もちろん「王シュレット」みたいに、特定の人物・団体を貶めることがあっちゃいかんけど、今回のはそんな範疇に入らんよ。誹謗中傷でなければ、名誉毀損でもなし。どうってことねえですよ。
ただ、今回で唯一問題と思うのは、高野連が「番組制作に協力した兵庫県西宮市の旅館を甲子園大会時の指定宿舎から外す方針も決めた」というところ。これだけはいかん。こういう圧力のかけ方は最低。早実側が抗議として「もう使いませんから！」ならいい。それは「早実が泊まった」という情報をばらされたわけで、抗議として当然ありうる。でもそれを泊まった当事者じゃない高野連が公に処分するってどうなのよ。営業妨害もいいとこですよ。
旅館としては「早実も泊まった」というのを売りにして商売しているわけだし、それをバーターに好条件で泊めているはず。じゃなきゃ低料金で大食いかつ汗臭いジャリどもを長期間泊めてられませんよ。「損して得獲れ」で泊めているわけで、テレビに出れるという損回収の大チャンスを放っておく道理がない。高野連との信頼関係で商売しているわけではないので、部外者の余計なお世話。この旅館の絡みだけは許せん。旅館関係者に同情申し上げる次第。早実の皆様におかれましては、これからも同旅館の利用をお願いつかまつる。
