(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

「食い止める」というマイルド表現がナイス

アメリカのウェスト・バージニア州が、肥満対策に「ダンス・ダンス・レボリューション」導入。体重増加を食い止めてるらしいですわよ、奥様。

ぷぷぷ、相変わらずのん気な話で。さすがアメリカっていう大らかな話よね。
ちなみにこの記事を読んで「へえ、ダンレボやるとダイエットできるんだ」と思った人は要注意。あなた騙されるタイプ。素直すぎますよ。

 7歳から12歳の太り過ぎまたは肥満の児童50人を24週間にわたって調査した結果、自宅で1週間に5日、少なくとも30分ずつこのゲームをした子供は体重が増えないことが速報値で示され、心臓病や糖尿病のリスク要因も低下が見られた。

この部分だけ読むと、確かに効きそうなんだけど、こういう前提も書かれているわけで。

 今回の調査では食べ物の摂取については調べなかったと、研究チームの一員であるウェストバージニア医科大学小児学部の小児運動生理学者、エミリー・マーフィー氏は説明している。

体重の増減に関しては「摂取カロリー−消費カロリー」で決まるわけですよ。で、「ダンレボ」は消費カロリーを増やそうってアプローチなわけですが、摂取カロリーがわからん以上は、体重増を防いだ理由が「ダンレボ」かどうかはわからんのですよ。「実は食事制限してました」かもしれんしね。それだと「ダンレボのおかげです」とは言えなくなるわけで。
ただこの話が「あるある」より健全なのは、実はどこにも「痩せる」ってないのよね。あくまで「体重増加を食い止める」という表現。「太るのは止められるかもね。でも痩せねえよ」という本音が見え隠れしているわけですな。
結局痩せるかどうかは本人の努力次第であり、カロリー管理なわけです。ううむ、結論は常につまらん。