シラクが好まれているところがフランス外交の強さ
「世界で最も嫌いな指導者は?」という世論調査を中東6ヶ国で実施したそうな。
嫌いな順にアメリカ・イスラエル・イスラエル・イギリス。実にわかりやすい結果。そりゃイスラムとは合わんわな。
興味深いのは「最も崇拝する指導者は?」の結果。
逆に、最も崇拝する指導者は、レバノンのイスラム教強硬派組織ヒズボラの指導者、ナスララ師で14%を獲得。フランスのシラク大統領が8%、イランのアフマディネジャド大統領が4%、ベネズエラのチャベス大統領が3%などだった。
フランスのシラクが、イランのアフマディネジャドより上。シラクはイスラムから見れば異教徒なのに、よくこの位置に来たもんだ。この地域は昔からフランスの影響は強いとはいえ、やはりイラク戦争に参加しなかったことが大きそう。あれはフランスの石油権益の関係上の判断という説が有力ではあるけど、理由はどうあれ、戦争に加担したかどうかはイメージ上違ってきますわね。
フランス外交、したたかなり。