柳沢より久間の方がよっぽど問題
野党がバカ騒ぎしたせいで、柳沢ばっかクローズアップされてるんだけど、閣僚の問題発言はこれだけじゃないのよ。柳沢発言に隠れて目立たなかったけど、こんなことがあったのよ、奥さん。
これ、実は柳沢発言より問題。何でかと言うと、相手との利害関係があるから。柳沢発言は国内向けの発言なので、日本だけの問題で済むけど、これはアメリカをクサした発言なわけで、当然に相手方の利害が絡んでくるお話。しかも常日頃仲良くせにゃならん同盟国に対する発言。さらに言えば、アメリカは大統領選挙を控えており、政権批判は共和党批判につながるので、どうしても過敏になりがち。なので影響の大きさで考えれば、こっちの方が遥かに問題なわけですよ。直截に国益を損なう発言だから。
で、早速こういう動きが。
ああ、あからさまな意趣返し炸裂。こういうことになるわけですよ。
柳沢発言は問題だけど、問題あろうがなかろうが、大臣としての職務を遂行してくれればいい。考え方はダメでも、政治手腕がしっかりしてりゃ国民生活は豊かになるわけで。「発言を反省して、今後頑張ります」でもいい。ところが、こういう相手がある話は「今後頑張る」じゃダメなのよ。日本国内では解決しようがないから。外交は「外と交わる」わけで、外にダメと思われちゃどうにもならん。こういうのをしっかり叩きましょうよ、マスコミ。辞任させるなら、まずこっち。順序を間違えちゃあきませんぜ。
