機種の問題を全体の問題にしちゃダメよ
飛行機をよく利用する人間にとってはドキッとする話。高知空港で胴体着陸敢行。
ただこういう話は問題の軽重を間違えてはいかんのですよ。まずそもそも胴体着陸は悪いことでなし。車輪が出ない以上は仕方がない仕儀。あれは悪くない。また、車輪が自動で出てこないというのも特別悪いことじゃない。機械で動かす全てのものには故障するリスクがあるわけで、そのリスクが現実化しただけって話。
問題は車輪が手動で出なかったこと。ここが大問題。手動が何故あるかって言ったら、まさにこういうときのためにあるわけですよ。自動が壊れたときのため。「いざというときは手動で動かせるから大丈夫」これが手動の意義なわけね。そういう意味で、手動っていうのは危機管理の要でもあるわけで、それが動かねえというのは問題ではないかと。
ただあんまり大きく騒ぐ話でもないんだよね。ある機種の問題なわけで、航空全体の問題でもなんでもない。全体の話とは切り離すべきですよ。トラブルが多い機種と言う話である以上、その機種を改善すりゃいい話で。大騒ぎしちゃいけませぬ。
ま、大きな事故にならなくてよかったですな。
