(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

地方競馬という枠組みの終焉

岩手県議会で、岩手競馬に対する300億円融資案を否決。

うへえ、これじゃあ存続は難しいなあ。肝心要の議会がこれじゃあどうにもならん。議長の1票で決まるとはねえ。
しかし岩手でこれなら、地方競馬はもうダメですな。自治体単位でやるのは難しい。儲かってるのは大井だけだもんな。自治体でバラバラになっているのを全国単位で編成し直すグランドデザインの再構築がないとどうにもならんね。相互発売当たり前。開催の割り振り当たり前で、スケールメリットで生き残る道を探らんと、パイが縮小する一方。
しかし身勝手なヤツが多いもんだね。黒字のときは競馬さまさま。地方財政を潤してきた歴史もあるのに、一度傾くと手のひら返し。まあ見事なもんだね。特に岩手なんて昔から南部駒の生産地であり、馬産の歴史もあるから、競馬の存在で有形無形の恩恵を受けてきたはずなんだけどね。冷たいというか何というか。

 議会では「(補正予算案は)県民の負担が最少の案」「ギャンブルへの税金投入は県民の理解が得られない」など賛成、反対の意見が拮抗(きっこう)。

その県民の理解を得られないギャンブルに、今まで税収を頼っていたのはどこのどいつだという話で。ましてや、競馬そのものが縮小したら、岩手県の馬産家はどうなるって話がなさすぎ。「グチャグチャ馬っ子」だね、こりゃ。