軽いタバコが増えた理由

ひとつ上の記事と絡む話ですが、ここ数年、ずっと軽いタバコが増えてますよね。「１ｍｇ」とかさあ。昔は「ピース」とか「ホープ」とかの重いタバコが主流だった気がするけど。
はい、ここで問題です。何故軽いタバコが増えたのでしょう。シンキングターイム。
タイムアーップ。タケルンバの答えはこれ。

• 売り上げ本数を増やすため

わかりました？　それとも腑に落ちませんか？　ま、単純な話ですよ。低タールのタバコに替えると、それまでと同じタールを摂取するためにかかる本数が増えるため、吸う本数が増えるのですよ。アルコール度数が低いお酒の方が、酔っ払うための酒量が増えるという話と一緒ですね。
例えば５ｍｇのタバコを１日１箱吸っていた人が、１ｍｇのタバコに替えた場合、同じタールを摂取しようとすると５箱になるわけですよ。「何か物足らんなあ」となり、本数が増える。で、実際にはそこまでは増えず、２箱か３箱になるわけですが、１本あたりのタバコの単価はそう変わらんので、１日２箱になれば売り上げ２倍だし、３箱なら３倍。こういう話なのですよ。
「体に優しい」みたいな高イメージで売り出しでますけど、実際は消費本数を増やすことで、売り上げアップを狙う戦略なわけです。「タバコを吸う人間が減っているから、一人あたり消費本数を増やすか」という話でもあります。決してＪＴが喫煙者の健康に対して配慮しているわけではないのでご注意を。