(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

常識を疑え

この週末はゼミに顔を出し、ディベート指導。いやあ、炭素税って難しいテーマでごんす。ようわからん。
ただこの炭素税ってのは「二酸化炭素の排出を減らしましょう」ってための税制なわけで、その前提は「二酸化炭素の排出を減らさないといけない」であり、さらにその前提は「二酸化炭素地球温暖化の原因だ」であり「地球温暖化は悪い」なんですよ、奥さん。するってえとオレみたいな「ああ言えば上祐こう言う」が身に付いた嫌な大人はこう考えてしまうのですな。

一般常識は「地球温暖化は悪い」であり「問題だ」なわけですが、そういう常識ってまずは疑ってみるべきだと思うわけです。何となく結論が出た気になっているけど、実際どうなのかは確かめてみんとわからんわけでねえ。考えようによっては「寒さで凍える地域がなくなるから、温暖化はいいことだ」とさえ言えますし。ま、砂漠化とか温暖化に伴う悪影響もあるんだけどさ。
さらに言えばこういう考え方もアリだと思うわけです。

地表面の平均気温は確かに上がっているものの、実は気温が下がっている地域もあるわけで、現状は「一部局地的な気温上昇である」と強弁できんこともないわけです。日本国内で考えてみてもそうだしね。気温が上がっているのは都市部ばかりでして、ええ。地方が意外と上がってないし、下がってるとこすらあるんですよ。
あと論理の使い方をわざと間違えると、こういうツッコミができます。

  • じゃ、地球寒冷化は望ましいの?

温暖化は良くない。ならば寒冷化が良いのかって問いかけもできるわけですよ。ま、本論とはだいぶ外れるけど。でも、温暖化がダメならば、どのあたりがベストかという話が出てこないとおかしいわけで。暖かくなるのはダメ。なら涼しけりゃいいんか。こういう問いかけは邪道ではありますが、出てきてしかるべき疑問。ま、そんなこんなを考えるときりがなくてワオ!ですよ。
いずれにせよ、こういう話は「地球温暖化は悪い」という決め付けて考えると出てこないアイデアで、そういう意味でもあらゆる前提を取っ払い、常識とされていることに対しても疑問を持つくらいでよろしいかと。いやはや、環境って難しいでござるよ。