ワサビとカラシの風にのって

オレはワサビが嫌いなのだ。そしてカラシも嫌いなのだ。唐辛子系の赤い辛さは大好きだけども、緑と黄色の鼻にツンとくる辛さは嫌いなのだ。オレの辛さは「シャア専用」であり、ザクとは違うのだよ、ザクとは。
築地場内の某著名寿司屋でも「ワサビ抜きで」とオーダーし、険悪な雰囲気をあつめてはやし最上川のタケルンバである。それはそれはワサビ・カラシはＮＧの極みであり、日頃から避けてやまないのであるが、時に謀略を仕掛けられ、うっかり摂取、うっかり死亡というケースがままある。それが昨日発生したのだ。しかも「ローソン」の陰謀。図ったな、ローソン。
そのローソンの陰謀とはこうだ。説明しよう（「宇宙刑事ギャバン」の説明調に）。オレは朝飯をローソンで買い、それをパクパクやりながら会社で新聞を読むのが朝のスタイルなわけだ。で、この日も「照焼チキンエッグサンド」を買ったわけだ。同商品は前に買ったこともあり、比較的お気に入りの商品。しかもリニューアルして「さらに美味しくなりました」由。昨日の朝食に見事エントリーされた次第。
ところがだ。一口食べた途端にタケルンバの容態急変。そう。カラシを一服盛られたのである。みるみるうちにテンションは下がり、ただでさえ働く気なんて全然ないタケルンバ。朝８時にして早速帰社の意向を発表である。
「そんなバカな」とオレは思った。そう。何でオレがこの商品が気に入ったかというと、この手の具が盛りだくさん系のサンドイッチにしては珍しくカラシが入っていない商品だったからだ。だからこそ気に入っていたのに何故と思い、改めてパッケージを確認すると「カラシを使用しております」とのこと。
やられた。リニューアルに伴いカラシＯＮ！
そんなわけで昨日は低テンションのもと業務を行い、あまりにも疲れたので夜９時に寝ました。私のお墓の前で泣いてもいいですから、ワサビとカラシは入れないでください。