(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

オレ・ローリングストーン

前に吸うか吐くかで分けてみようと題し、「人間には感情とか思念というものに関して2パターンあると思うのだ。それは「吸い込む人」と「吐き出す人」。大まかに分けて、この2つに分類できるんじゃないかと」と書いたわけですが、今日はまた別の分類について。「硬い人」と「柔らかい人」というお話。

硬い人

硬い人はとにかく不変である。何があろうと自分を変えないし、また変える必要性を感じていない。時に頑固であり、融通が利かない。その反面、何をするにも主義主張が一貫しており、筋が通っている。またスタイルが確立されており、強みがしっかりしている。その分、突発的な対応力には欠ける。何せ自分を変えたがらないので、新たな場面に対応するのに時間がかかる。アドリブが利かないのもこのタイプだ。

柔らかい人

一方柔らかい人は融通無碍。その時々に応じで自分を変えることができる。適応力・対応力が売りであり、アドリブが利く。ただその反面、行動に矛盾が多く、一貫した姿勢に乏しい。状況に自分を合わせるあまり、強みがよくわからなくなりがちである。ただ自分を変え続けることで、新たなスタイルを獲得し続けることはでき、ある意味でゼネラリスト型の思考ではある。

変わり続けるのも人生だ

で、最近思うのは、オレは典型的な「柔らかい人」だなあと。「Rolling stone」というかねえ。ザ・転がる石ですよ。行き先は石に聞いてくれであり、その場その場で考えればいいという信条であり、明日は明日の風が吹くのですよ。終わったことはどうでもいいんです。今が良ければいいんです。今が良ければ明日もきっと良くなるに決まっているのだ!
そういう柔らかい人且つ自由主義者タケルンバと硬い人が話すと特に話が合わなくて困る。男は早いうちに結婚しろ。子どもはつくれ。男は仕事優先。女は主婦であれ。男子厨房に入らず。男は自分の城(マイホーム)を持て。こういう価値観とは全くあいいれないのでねえ。

  • 結婚  するもしないも自由
  • 子ども いてもいなくても良し
  • 仕事  仕事以外の価値観も大事
  • 主婦  主夫でもよいのでは
  • 家   賃貸も機動的で便利だよ

ま、こんな塩梅なのでダメなのですよ。合わないのです。またそれを押し付けやがるから余計にむかつくのです。それぞれがそう思っている分には何とも思わんけど、それを押し付けるなよと。
結局硬い人と柔らかい人では「変わらない美学」と「変わり続ける美学」の違いもあって、本質的に合わないんでしょうねえ。わたしゃ「会うたびに職業が違う」と言われるくらい、その都度その都度やっていることがバラバラなので、「なんとか一筋ウン十年」なんてできませんよ。絶対無理。だから逆に尊敬しますよ。心からスゲエなあと。ハイ。
ただ変わり続けるのもそれはそれで大変だし、面白いのである。自分自身まったく思ってもみなかった仕事してますしね、現在。昔は超文系で、数字関係なんてとてもとてもだったわけですが、今やそれでメシを食っているわけで。文章でメシを食おうと思ってた学生時代のことを考えると、あり得ないジョブチェンジですよ。ドラクエで言うと「戦士→魔法使い」みたいな。人に言わせると「遊び人→遊び人」ですが。ほっとけ!
で、こういう人間は今後も変わり続けるのである。10年後どっかの社長になってるかもしれんし、ラーメン屋のオヤヂかもしれんし、まあサラリーマンやってるかもしれんし、お金が猛烈に貯まってリタイアしとるかもしれん。全ての変化を受け入れ、身を任せてその場その場を頑張っていれば、人間悪いようにならんもんです。ひとつを極めるのも道なら、ありとあらゆるものにちょっかいを出すのも道なのでございますよ。以上、自己弁護の文章でした。