(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

優先順位を考えよう

実社会に出た人間が少ないからなのか、意図的に話を捻じ曲げようとしているのかはともかく、国会という場はとかく優先順位をわかっていない優秀な方が多数お揃いであり、尊敬の念を禁じえません(褒め殺し)。
今回の年金問題の本質はこれ。

  • 未処理のデータがある

これなのよ。全ての大元は。未処理だから誰のデータだかわからないし、未処理だから本来あるはずの納付記録がないと。そういう話。だから解決法は至ってシンプル。

  • 未処理のデータを処理する

こんだけ。極端な話、これ以外は枝葉末節。未処理のデータをなくし、データをあるべき状態に直すのがスタートで、その未処理状態での不払い分をどうするかは後の作業。もちろん時効だなんてアホな話は許せんし、ふざけた話だけども、データの復旧こそが基本でございます。
でもって「過去の社会保険庁の長官が」とか「過去の厚生大臣が」とか「職員のモラルが」とか「相談窓口は派遣が」とかはどうでもいい話。だって、過去の社会保険庁の人間に責任とらせても、大元であるデータの問題は何一つ解決せんじゃない。ということは、話の本質論から言えば枝葉末節で不毛の話。「データを直しましょう」と「責任とらせましょう」は全く別の論点で考えなくてはいけないのよ。相談窓口なんかもそうよね。データがちゃんと直ればそもそも相談する必要ねえんだから。データが怪しいから相談するわけでね。「オレは大丈夫か?」ってなもんで。
責任追求より、まずは問題解決。順番を間違ってはいけませんぞ。