(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

圧倒的に強くあれ

いつもは見とるのですよ、世界柔道。今回はあまりにもムカついて見てません。話にならん。
かと言って誤審にムカついているわけじゃないのね。あんなもんはアクシデント。たまたま続いたから目立つだけで、勝負事よくある風景。それより何より、単純に日本選手団が弱いことにムカついとるのですよ。特に男子。
オレは柔道における日本って、サッカーにおけるブラジルだと思っとるわけですよ。勝つだけじゃだめ。世界を魅了しつつ勝つ。そのくらいの別格な存在であるべきだと思うのですよ。誰が見ても「スゲエ」という一本勝ちをする。そしてその技に見せられた人間が柔道を始める。そういう身をもって柔道を伝道するくらい別格であるべきではないかと。それが柔道母国としての矜持じゃないですかね。
なわけで、ルールがどうだとか、ヨーロッパの日本に対する嫌がらせであるとかは瑣末なことだと思っとるわけです。そんなのを超越した存在であれば良いのですよ。つかみにくい柔道着であるとか、返し技をとるとか、そういう世界柔道ならではの事情がありつつも、圧倒的な力で美しい投げを決めまくる。それこそ日本柔道なんですよ。
で、それができないから柔道界で日本が凋落する。つかみにくい柔道着にすると日本に勝てる。だからみんなそうする。これを「柔道じゃない」というのは負け犬の遠吠え。つかみにくい柔道着の相手に対しても豪快に投げ勝った上で、「そういう柔道着を使うのは邪道」という方が説得力がある。そういうもんじゃないですかね。
だからこそ今回の世界柔道みたいなヘタレじゃ困る。「ああ、やっぱ日本はスゲエなあ」となりゃ、誰も日本を邪険にしねえですよ。柔道好きなだけにムカついて仕方なし。あームカつく!