ここ最近、ユーラシア大陸の諸国家は全般的に愉快な感じであります。
とりあえずは東から攻めて行きますか。まずはロシア。プーチン大統領が下院選に立候補して首相になるという記事。
大統領を辞めて首相になるあたり、往年の日本で行われた「天皇を退位して上皇」みたいで凄いね。で、その後は法皇になるんですかね。「3選しなきゃいいんだろ」という首相を挟んでの大統領返り咲き。まさかここまで院政をロシアで再現するとは。古代史専門家はロシアで勉強すると吉。
続いて朝鮮半島に目を向けてみますか。6ヶ国協議では相変わらず金桂冠が絶好調。またもや「意図的な思い込み流布」を炸裂させております。「酔っぱらい大使」こと金桂冠によるとテロ支援国家解除の期限は明記されてると。
しかしアメリカの微妙な次官補に言わせると、そんな期限なんてねえよと。
日本も韓国も速攻で否定しており、相変わらず有意義な聴力を見せ付けております。これから国家レベルで「言った言わない」という高度な争いが見られるかと思うと、胸がわくわくして仕方ありません。やるぜ、酔っぱらい。
続いてミャンマー。「戦力の一斉投入」という警備における教科書通りの軍隊投下でデモを鎮圧。表面上は落ち着いとるわけですが、その実情はなかなかにエグい。
この記事にある「ビルマ民主の声」の写真が凄いことになっているわけで。
- ビルマ民主の声:フォトギャラリー(注意:死体のモロ画像があります)
長期的には「坊主のバーベキュー」という一言で決定的になったベトナムと同じ道を辿る気がしますね。こういう体制は持たんよ。
そしてパキスタン。ムシャラフ政権があっぷあっぷ。野党議員が一斉辞職という奇策。
このあたりがプーチンとの差よね。議会を掌握しとらん。パキスタンでのテロも頻発しとりますしね。かなりの政情不安。アフガニスタンの巻き添えをモロに食らっております。
そしてイラン。CIAとアメリカ軍をテロ組織に指定したそうな。
北朝鮮との間で「言った言わない戦争」が勃発かと思いきや、イランとの間で「お前がテロリストだ」「いいやお前の方がテロリストだ」という国家レベルの「オマエモナー」論争開始。いやあ、外交って有意義ですね。
この他、アフガニスタンは相変わらずだし、イラクは言うまでもない感じだし、イスラエルはシリアを空爆しちゃうし、東から西まで、全般的にいい感じであります。日本は東の片隅の島国で良かったね。