(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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北朝鮮を巡る思惑

これは盧武鉉外交の転換点になるんですかね。朝鮮日報6ヶ国協議に対する批判記事を掲載。ネタ元はダウンズ元米国防省副局長。

韓国もアメリカも大統領選を控えておるわけで、それに対する動きとも受け取れますがねえ。朝鮮日報盧武鉉に対して元々批判的だし、金大中政権以来、太陽政策に反対しとるしね。
それに韓国は日本以上の拉致問題を足元に抱えている国。今までそれを黙殺していたけども、政権交代によって噴出する可能性もある。アメリカはアメリカで、民主党政権になればアジアに対する関与の度合いを減らすことも考えられる。盧武鉉北朝鮮入りや、金正日の「拉致された日本人はもういない」発言。そして最近の6ヶ国協議の動きを合わせて考えると、どうも現政権による駆け込み外交の気配が濃厚ですな。政権交代があっても、後戻りできないところまで進めておこうという動き。
急な動きには裏がある。そう考えてこの記事を読むと、色々と考えるところがあるし、見えてくるものがありますな。ちなみに米韓に乗っかっている中国も、胡錦濤が体制固めを急いでいるという事情がある。江沢民からの政権交代が進行中という事情。そのいい例が曽慶紅の引退というこの報道。

米韓には政権を渡してもイニシアチブを保持する狙いが。そして中国にはイニシアチブを確固たるものにする狙いがある気配。国内的な要因に外交が引っ張られているようですな。米中韓が利害一致。さて、どうする日本。