何をやっても面白い
連日ブレイク中の亀田家話。昨日は謝罪会見。
見たけど、おかしくておかしくて。「なんで謝らなあかんねん」という亀父テイストが全開であり、極上の出来。協栄のドドリア様も、頭を丸めた亀２号も消沈する中、亀父だけが「アレな人」幻想を守ったという。プロレス好きとしては、亀父は実にプロレスしとるなあと。「それでいい」という言葉を捧げる所存だ。
実際、読売新聞もすっかり釣られておるしね。
また、天下のＮＨＫも亀叩きに参戦しとる由。こうなってくると、プロレスとしては実に正しい展開。「タイガー・ジェット・シンが伊勢丹前で猪木を襲撃」みたいなもんで、社会通念上は１００％間違っていることなのだけれど、興行論としては１００％正しいのよね。これで亀田家を知らん人はいなくなったもの。知名度の最大化に成功したケース。これを諒とせねば、何がアリかと。
もちろんスポーツとしてはダメなんですよ。ありゃボクシングじゃねえ。でも、それで内藤はスターになり、亀田家はヒールとして大メジャーになったと。興行論としては成功なのです。これを狙ったとは思えねえんだけど、結果オーライ。おいしい展開になっとるんで、別にいいじゃありませんか。
仮にこの後、亀１号がクリーンにチャンピオンとなり、リング上で「オヤジ、やったで！」とやったら「エイドリアーン！」級の感動ストーリー。「ロッキー」なんて目じゃないね。
ただ、問題は計算されているとは思えないんだよなあ、亀父が。ナチュラルなアレさ加減がたまたまうまくいっているだけで。下手すりゃ渡辺二郎方面に下っていく可能性もあるわけで、それが心配だ。ま、オレはそれはそれで面白がるけどね。どう転んでも面白いネタを提供する人間って貴重。重要無形文化財に指定しておけ。 ＞亀父
