(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

ジャッジ・ジョースター

何か今年はディベートづいている。またジャッジをやることになってしもうた。しかも年の瀬もいいところの来月22日。無理矢理に言えば「クリスマス・イヴイヴイヴ」の日であり、ジョジョ好きであれば「ウィリィィィィィ! クリスマス・イヴイヴイヴゥゥゥゥゥ! 無駄無駄無駄ぁぁぁっ!」と表現せざるをえないところであろう。「そのうちタケルンバは、考えるのをやめた」みたいな。わしゃカーズか。知っている人だけ笑え。
で、論題は何かというと「首長の多選禁止」らしい。出たな、多選禁止。最近の流行テーマ。そして毎度グダグダになると評判のテーマ。
何故グダグダになるか。実は理由はハッキリしてる。

「民意」って何?

民意! この曲者なる言葉! 誰も正確に表現できないぃぃっ! 民意その曖昧なるものぉぉぉっっ!(まだジョジョが残っている)
いやホント、微妙なのよ。結局選挙ってのは民意を反映させる行為なんだけど、本来は「多選させるかどうか」も含めて民意なんですよ。なので「選挙の結果の多選なんだから、別にいいじゃんか」と。そういう主張も成り立つわけですが、一方で多選が続くと対立候補が育たないという日本的現実もあるわけですよ。で、それをもって「民意を反映させるチャンスがない」と。「選びようがねえじゃん」という論点もアリなわけですな。大分県の「えんえんと平松知事」みたいな。高知も「人生ほとんど橋本知事」みたいになりつつあるし。対立候補がいなきゃ、民意も何もねえと。
となると民意で争うのは泥仕合になるわけですが、如何様にもとれる便利な言葉だけに、言葉尻で争ったまま、全体の話にはならず終了というケースが多いのです。特に学生ディベートはヒートすることが多いので、泥仕合率高し。大きい目で見てもらわんとなあ。
もっとも、「選びようがない」なんて話は幼稚な話なんですけどね。「だったらオマエが出ろよ」という話で。「でも勝てないじゃん」という再反論も幼稚な話で、そこを勝てるように何とかするくらいの政治力がなきゃ、当選してもしょうがねえ。選挙にはそういう試金石の機能もあるわけで、あんまり日本ならではの話を盛り込まない方がいいと思いますですよ。
「権力は腐敗する」って言葉も必ず出てきますが、「腐敗させる、させない」も民意なので、まずますややこしい話なんですがね。ま、今回はあまり下勉強せずに、純粋に議論を楽しませていただこうかと思う次第。
「おれは議論をやめるぞ! ジョジョーっ!」
最後までジョジョか。