本年ハ不作ナリ

今年も「タケルンバレコード大賞」の季節となり、選考委員（といっても２人）が会議を重ねているわけだが、しかしそれにしてもネタに乏しい。
正直言って不作。昨年ほどのインパクトがない。目立ったのはジャニーズばかりで、おなじみの「人数集めて、ユニゾンで解決」みたいなグループであり、「人数集めても、ダメなものはダメ」というオチになるわけだけども、あまりジャニーズに依存するのもアレだ。
とはいえ、対抗勢力皆無。強力な人がいねえんだよね。「微妙にアレ」とか「マイルドに残念」みたいな人が多くて。ガツンとくるひどさがねえというか。「これはねえよ」って人がいないんだよね。上原多香子師匠みたいな人とかさ。
あと例年「歌わなければいいのに」枠があって、去年だと長澤まさみ、今年だと新垣結衣あたりがそうなんだけども、そこまで強力なアレさじゃないんだよね。何というか、サビでプッと吹き出すテイストに欠けるというか。決め手がねえ。
まして日本語ラップ系とか、沖縄系グループは、そもそも歌のうまさで勝負するジャンルじゃねえので、非常にいじりづらい。何で美声のラッパーっていないんでしょね。いてもいいような気がするけど。がなり系ばっかなような。音程も結構残念だし。スチャダラパーなんて未だにひでえもんな。名指しかよ。
というわけで、タケルンバレコード大賞の選考は苦戦中。激戦であり、接戦であります。発表までもうしばらくお待ちあれ。