費用対効果の問題のような
これ面白いなあ。「正直、美味しさがわからない高級食材ランキング」。
正直言って「いいの食ってねえからじゃん?」ってものも多いんだけど、なかなかリアルで面白い。以下、順位とオレのツッコミ。
- 1位 キャビア
いくらの方がうまい。高さに見合うとは思えん。
- 2位 フォアグラ
レバーにしては高すぎる。いい焼き鳥屋のレバーの方が安いしうまい。白レバーなら言うことなし。
- 3位 カラスミ
カラスミのスパゲティは好きなんだが。ま、食材というより調味料だよね。オレの中で「高級なパルメザン・チーズ」みたいな位置づけ。もちろんクラフトのヤツ。緑の棒の。
- 4位 干しナマコ
これはうまいぞ。ダシ吸いまくったヤツはかなりうまい。中華街とかじゃなくて、香港とか台湾で食べると凄みがわかる。乾物業界における隠れた実力者。
- 5位 ツバメの巣
香港とかだと気軽に食えるので、高級食材というイメージがないんですが。ま、特別うまいもんじゃねえわね。フカヒレ同様、スープの味とかで食うものなので。食感命。
- 6位 トリュフ
舞茸の方がうまい。
- 7位 ゆり根
これは高級食材か? いいとこの茶碗蒸しの底に入っているイメージ。それ以外のシチュエーションが思い出せん。くわいの仲間。
- 8位 エスカルゴ
うまい。実はかなりうまい。サイゼリヤ以外で食ってみろ。サイゼリヤを基準にすんな。
- 9位 すっぽん
これはわかりやすくうまい。鍋・雑炊もそうだし、身とか肝の刺身もうまい。唐揚げの実力もかなりのもの。コースで食ってみ。うまいから。生き血とかはノーサンキューだけどね。胆汁とかも困る。緑色だし、苦いし。
- 10位 白子
何の白子にもよるが、基本うまくね? 丸っこいチューブ型タイプにギッチリ詰まったヤツは大体ハズレな気はするが。アンモニア臭いのがある。
- 11位 アンチョビ
これも調味料でしょ。アンチョビ単独で食うもんじゃねえ。
- 12位 湯葉
値段に見合わない気はする。特に京都。高すぎだろ、湯豆腐とかも。
- 13位 あんこう
冬のあん肝はかなりうまい。身はいらん。肝だけくれ。
- 14位 マツタケ
値段に見合わん。シメジでいい。
- 15位 フカヒレ
無味だしな。基本スープの手柄だし、基本春雨だし。春雨以下のフカヒレもあるぞ。ま、清湯を吸いまくったでかめのヤツのうまさは格別ではあるが。格別の値段なのがつらいとこ。
- 16位 上海蟹
うまい。ミソのこってりとしたうまさは必食。2000円未満で日本でも食えるので、実はそんな高くない。悲しいくらい小さいのが出てくるが。ほじりようがねえじゃんか。
- 17位 はも
うまい。うまいが、オレはアナゴの方が好きだ。骨っぽいし、アナゴの方が安いし。
- 18位 イベリコ豚
値段不相応。うまいけどな。ただ焼いて、塩かけただけなのにスゲエうまい。三枚肉のかたまりを脂身側からひたすら焼いていくと、脂はサックリサクサクだし、肉はジューシー。ああ、食いたい。豚は脂だ。
- 19位 ふぐ
すっぽん同様コースで食うべき。お刺身に白子、唐揚げ、鍋に雑炊まで食えばうまさがわかる。「玄品ふぐ」でもいいから貧乏人でも一度は食っとけ。
- 20位 あわび
生でもいいが、焼いてもうまい。ストーブの上とかでちょっとあぶっただけでもちと違う。肝もうまいよなあ。
こうしてみると、うまいんだけど、値段と合わないから嫌いってものばかりだなあ。キャビア・フォアグラとか。費用対効果の問題と言いますかね。皆さんはどうでせうか?