(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

客は神様とは限らない

外食に限らず、接客業というのは大変なのです。一定の確率でDQNと出会うもの。

ところが日本ってこういうDQNに優しいのですよ。

お客様は神様です

この言葉って罪深くてね。この言葉のせいで、何となくこういうことになっている。

買う人 > 売る人

外食なんかは典型的だけどね。売る側が圧倒的に下。「金を出すヤツが偉い」みたいな。極端に言えば「買っていただいている」という感じ。
でもね、本当は対等なのよ。売る側・買う側に偉いも偉くないもない、上も下もない。本質的には対等、イーブン。あくまで商品の売買契約なんでねえ。嫌なヤツには売る必要はない。買う側がどこでモノを買うかを選べるように、本当は売る側も売る相手を選べるはずなんですよ。
なわけで、ここで出てくる店長は全然悪くない。好ましくない客は客じゃない。「糞餓鬼」扱いで全然OK。ある程度ここではネタとして極端にしているんだろうけども、本筋としては全然アリな話。
ただ、こういう糞餓鬼をフォローする人は多いんですよ。それこそ「お客様は神様です」を理由にしたりして。「客に何よ」みたいな。「お金払っているんだから、いいだろう」という価値観とか。「客の方が偉いんだぞ」というか。
でも商品を売るにあたっては暗黙の了解もある。特にマクドナルドのような外食の場合、店内に他の客がいる。一部の客のせいで、多くの客に迷惑をかけるわけにはいかない。そういうときにはうるさいヤツは排除していいんです。他の客に迷惑かけるヤツは客じゃない。そういう厳しい態度でいい。こういうのは良識であり、ひどいサービスではないと思いますがね。悪いヤツの権利を守って、良いヤツを追い込んでどうすんのと思うわけで。客であろうがなんだろうが、人に迷惑かけちゃいかんのです。そういうヤツに注意するのは良いことなのです。そういう良いことをした方が損をするようじゃ困るんですよ。
プロ市民の方とかは権利権利うるさいけど、権利は客だけにあるわけじゃない。店にもあるんだよ、と思う次第。こういうのはバランス感覚が大事だと思うんですがねえ。
しかしそれにしてもこのマネージャー面白いな。ヒィ(笑)。