(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

寄ってらっしゃい、見てらっしゃい

ネットで盛り上がるものって「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」精神がないとダメな気がしますな。周りを呼び寄せ、ともに楽しもうとする心意気がどこかにないと、人が集まってこないし、集まっても離れていく。内側から外に「おいでよ」って言える文化と言いますかね。紙芝居のおっちゃんテイストがあるものが盛り上がる。
堅い言葉で言えば「参入障壁が低いもの」がいい。流行言葉で言えば「ゆるさ」。「楽しそうだな」と思っても、そこに入っていくのは勇気がいる。「自分が入っていいのかな?」「周りは受け入れてくれるかな?」「自分で大丈夫かな?」と。入口付近を行ったり来たりして、指をくわえて眺めている。そういう子に内側から「おいで、おいで」をしてあげる。こっちから扉を開けてあげる。ためらう子の背中を押してあげる。「入っていいの?」と入ってくる。中にいた子と一緒に楽しむ。こういう流れがいいのかなあと。
で、重要なのは、こういう経緯で入ってきた子は、自分みたいな子を再生産するということなんですよ。自分と同じように入口でまごまごしている子を見つけたら、自分がされたように「おいで、おいで」をする。入口で迷ってる子を引き寄せる力の再生産。これが「参入障壁の低いもの」であり「ゆるさ」の正体じゃないかと。
正直言って土足でヅカヅカ来るヤツはどうでもいいんですよ。どっちみち入って来るし、飽きたら出て行くだけ。放っておくしかないし、コントロールできない。紙芝居のおっちゃんとしてはあまり大事じゃない。それよりもなかなか入ってこなかったヤツの方が大事なんです。次の子を呼んでくる力になるし、場に入れてくれた恩義を勝手に感じるようになるし。「入れてくれてありがとう」が愛着となり、忠誠心になる。帰属意識と言うんですかね。なかなか入ってこなかったヤツほど出て行かないもんですよ。
なのでサイトの管理者とか、ブログをやってるヤツとかは「紙芝居のおっちゃん精神」が必要なのかなあと。「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」と声をかけ、時に飴を配る。輪から外れている子には「おいで」と声をかける。「お前来るなよ」と言うガキ大将がいれば「こら! 一緒に遊んでやりな」と叱る。そんな感じ。
ブログで言えば、どうぞコメントしてください、トラックバックは大歓迎。リンクも自由に貼って下さい。引用も著作権の範囲内でご自由に。意見や議論も自由にどうぞ。これ面白いんで、みんな見てよ、使ってよ。え?加工した? お、いいじゃんこれ。これをネタに遊んでよ。元々はオレのだけど、みんなで遊んでいいよ。みんなで楽しくしようよと。
逆は、あれはダメ、これはダメ。オレが楽しいんだから入って来るな。これ、オレのだよ。勝手に使うなよ。何で見んだよ。見るなって言っただろ。あっちいけよ。しっしっ。……ま、リアルで嫌われるガキのタイプと一緒なんだけど。
そういうわけで入りやすさが盛り上がりのファーストステップ。それには紙芝居のおっちゃんテイスト。面白いものはみんなで見よう。これに尽きる気がします。ご清聴ありがとうございました。