のどは消耗品
X JAPANのライブ動画を見て、改めて想ったのですが、のどってのは消耗品ですな。見事に劣化するするパーツですよ。
TOSHIの声が出てない。高音部が出ないし、キーがどん下がりだし、声量もいまいち。
SUGIZOに裏MVPを差し上げたい - (旧姓)タケルンバ卿日記
音域と声量に出ますな。高い音がかすれる。声量が出ない。声量がでないから、音が不安定になる。高音に頼っていた人ほど、劣化が激しくなる。自分の大きな武器を失うわけですからねえ。こりゃ痛い。ELTの持田香織なんかも痛々しい感じですからなあ。元クリスタルキングの田中雅之とか。ま、ありゃ草野球中の事故が原因だけど。
プロでもそうなのだから、普通のオッサン・オバサンなんかはわかりやすいな。若作りしてても、のどはごまかせん。見た目若くても、声の低さでわかっちゃう。不思議なもんで、50歳を過ぎると男も女も声が似てくる。性別差があまりなくなるというのかねえ。最終的には浪曲師みたいになってくる。
「お茶の香りの〜」
みたいな。
野球でも肩は消耗品と言いますし、バレーボール選手だと、あまりにジャンプする機会が多いので、次第にジャンプの衝撃で膝の軟骨がすり減っていく。そう考えていくと、歌手におけるのどは、スポーツ選手の関節のようなもので、すり減ることで輝きを出すものであるし、日常生活のなかでも、次第に劣化してしまうものなのかなあと感じた次第。今出せる声は、たとえ本人であろうと、この先出せるとは限らない。そういう一瞬の輝きなのでしょうなあ。
のどは大切に。
