(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

ドライバーと騎手の類似点

インディで武藤英紀が自己最高の6位入賞。これは期待せざるを得ない。

いよいよ表彰台も射程圏。この勢いを維持していただきたいところ。
あと驚いたのはこれね。グレアム・レイホールが勝ったことね。

新人で19歳のグレアム・レイホール(米国)が2時間0分43秒5562(平均時速約119キロ)で史上最年少優勝を飾った。

http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20080407-OYT1T00225.htm

そのうち勝つだろうとは思っていたけど、こんなに早く勝つとは。いくら何でも早すぎだよ。スゲエ。
しかし最近は二世ドライバーが増えてきたなあ。F1にも今年は3人もいる。ケケの息子ニコ・ロズベルグネルソン・ピケJr、そして中嶋悟の息子の中嶋一貴
アメリカも多いなあ。ちょっと振り返ってもジャック・ヴィルヌーブ(F1の前はアメリカで走ってた)とか、アル・アンサーJrとか。アンドレッティ家にいたっては三世ドライバーだもんな。マリオ→マイケル→マルコだもの。A.J.フォイト四世ってのもいるな。何世までやるんだ。フランスの王朝か。
そしてボビーの息子のグレアム・レイホールですか。血は争えん。ま、環境によるところは大きいだろうなあ。親がドライバーだと、車に接する機会は多いだろうし。一般人と比べりゃ、その機会は比べ物にならん。
また、生活的にも裕福だろうし。有名ドライバーとなりゃ、かなりの金持ちだからねえ。例外はデイモン・ヒルくらいか。親父さんが飛行機事故で亡くなったために、賠償金やらなんやらで、相当生活が苦しかったらしい。ま、これはレアケースだけどね。
あとはスポンサーの問題。何だかんだで親の縁が子の縁につながりますからなあ。他のドライバーよりは優位でしょう。ま、絶対ではないけどね。実力如何で解決できる話だから。ただ、そういう人脈があるというのは有利に作用するし、同じくらいの技量の相手なら、話題性とかスポンサー優先で選ばれやすいというメリットはある。チャンスは得やすいだろうねえ。
そう考えていくと、ドライバーは騎手の世界に似てるのかな? 競馬の騎手も二世が多い世界。車同様、馬に触れ合う経験をしているので馴染んでいる。日常に馬がいない一般人とは、環境面のメリットが桁違い。また、一般人より人脈的に有利なのも一緒。馬主・調教師なんかの付き合いがありますからねえ。騎乗機会を得やすい。
ただ最終的には本人次第。チャンスがあっても、それをものにするかどうか。すべてはここ。二世だからって、誰しもが武豊になれるわけじゃないしね。ドライバーも一緒。
そういう勝負の世界で、天候とか展開に恵まれたとはいえ、デビューイヤー、まして19歳で勝っちゃうのは何か持っているとしか思えん。オヤジのボビーも勝負強いドライバーだったけど、息子もなかなか。武藤英紀ともども期待して見て行きたい。F1だけじゃなくて、インディも面白いぞ。