生きて生きて生きまくれ
自殺の報道とかが多いせいもあって、死についての記事をよく見るのだけれど、死に関してオレの考えはシンプル。
死んだことがないのでわかりません
経験がねえからなあ。死んでみないとわからん。そしてわからんことは書けないのでねえ。
死んでみて、帰ってこれたらアップしとくね
こうとしか言えん。「わかったら書くよ」だな。帰ってこれるかわかんねーけど。運よく帰ってこれたら「さっき死から帰ってきたんだけど、質問ある？」スレでも立てるのに。
ま、一時はオレもいろいろ考えたけどねえ。思春期のときはよく考えたもんです。おお、さすが思春期。字面どおりの過ごし方。思い悩んでこそ思春期。
ただ、結局体験できない以上、わかんねえんだよね。凡人なので、経験がないことは想像できんのです。理解の範疇を超えちゃう。周りに死んだことある人いないしさ。いてもDQNだしさ。むむう。
そうなっと、自然とこういう結論になる。
考えても意味がねえ
考えても答え出ないしね。童貞のセクース体験のようなもんでさ。やってみないとわからん。
ただ、あいにく体験するわけにはいかん。戻ってこれんからなあ。ましてオレ以外にとってもそう。童貞の場合は「オマエ、やってこいよ」「やったら教えてよ」「……どんなだった？」みたいなやりとりできるけどね。そういうわけにいかん。「ソープに行け」でおなじみの北方謙三ですら、さすがに「地獄へ行け」とは言わねえだろうし。「死んでみろ、小僧ども」とか。
となるとムダだと。考えても意味ねえと。そういう結論になるのは、オレの中では自明の理でありまして。しょうがねえよ。わかんねえもんは、わかんねえんだから。投げやり気味だけど。
でも、わかんないという結論に達したことには意味があるんだよね。思考の整理として。わかんないという答えが出た。答えが出ないという結論を得た。これもまた意味はある。わかんないのは確かだけど、モヤモヤはしてないんだよね。結論はあるので。
それに遅かれ早かれ、自分が死ねば答えもわかるわけだし。いつわかるか時期は不明だけど、そのうちわかる。であればほっとけばいいのかなあと。わかんねえまま死ぬわけじゃない。まさに最後の最後で知るわけで。残念なことにそれを生かす時間はないけどな。
であれば死についてはまったく考えず、生についてのみ考えたほうがいい。
死ぬために生きるのではなく、生きるために生きよ
というかな。「武士道とは、死ぬことと見つけたり」とは言うけれど、死んだらおしまいだからねえ。その先に楽しげなことがあるならいいけど、どうやらそうでもなさそうじゃん。ニコ動とかYouTubeがなさそうだし、プレステもなさそう。かわいい女の子もいるとは思えないし、ラーメンも食べれないっぽいし。であれば生きてたほうがいいんだと思うよ。「生きててもいいことがない」ってよく言うけど、「生きてないといいことがない」も言えるわけだし。生きてればニコ動もYouTubeもプレステもあるし、リアル女の子もいるし、ラーメンも食べれるしな。……なんという庶民願望。
そんなわけで、とりあえず生きてればいいんだと思うよ。ジジ・ババになっても、こんなに楽しそうに生きることもできるわけだし。
ほっといても死ぬんだから、死ぬときまで生きてみればいい。
良く死ぬより、良く生きよ
生きて生きて生きまくれ。
