(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

お笑いアンテナが狂うのはむしろ男

正直言って女性はそうした視点でお笑いを見てないと思うな。むしろ男性の方があるのでは?

熱心に劇場とかに足を運ぶ
若い女の子のお笑いファンを見てると
「芸人を男として見てしまう」
という傾向があって
その辺で「お笑いを見る目」みたいなのが
少し鈍ってしまう事はあるのかも知れません。

「女は笑いが解っていない」というのは本当なのか? - 一汁一菜絵日記帳

オレはまったく逆の見解。お笑い好きの女の子の方がクール。むしろ男の方が、女芸人を女性と見るよね。かわいいとか美人とか、お笑いと関係ない視点で評価したがる。女芸人に対する男のボーナスポイントの方が高い。
ま、これはお笑いを離れた世界でもよくある勘違いなんだけど、女性が好きになるのは「面白い芸人」なんだよね。面白いから好きになる。決してイイ男だからって理由じゃないんですよ。「仕事ができる」に置き換えて考えてもいいけど。「できる男」に対する憧れなんだよな。顔はそのあとだよ。コアなお笑い好きにとってはさ。
なので、面白くなくなると冷めるのも早い。面白いから好きになったわけで、面白くなくなればサヨウナラ。「面白さ」にすべてのプライオリティがあるので、実にクールですよ。もっと面白い芸人が見つかれば乗り換えられちゃうし。その点シビア。「仕事ができないアナタなんかには興味ないわ」的な振られかた。好かれた側としては顔でモテたと勘違いしたいところなんだがね。顔じゃねえのよ。実は面白さでモテが決まってたりするわけよ、意外と。
逆に男はウエットだよな。必ずしも面白さで女芸人を好きになるわけじゃない。大抵はビジュアル入口。なんだかんだ言っても、鳥居みゆきはそうだろ。ネタの完成度とか、キレたキャラとかよりビジュアルだべ。美形だから好きになったヤツは多いと思うぞ。
で、そういうヤツは面白さ度外視で好きになっとるから、ネタがつまらなくなってもズルズルファンのままだったりする。落ち目になっても粘る。結構粘る。そもそも面白さで選んでないから、面白さが揺らいでも長続きするのよね。男の方がよっぽどお笑いアンテナが鈍る気がするよ。特に女芸人に対してはね。
男性の場合、女芸人を性愛の対象として見ないと頭の中で考えてはいても、どこかでその視点を忘れられない狩人としての本能を申しましょうか。そういうのがあるんじゃなかろうかと。逆に女性はそういう対象じゃないと決めると、華麗にシャッターを締めて閉ざすよね。その点の決め付けの差に男女差が多少あるような気がしております。もちろん個人差はあるだろうけど、平均化すると男の目の曇りかたの方がヒドイ。
もちろん「女はお笑いが解っていない」っていうのは世迷言の部類に入る話。センスのいい女性はごまんといますからな。その発掘眼に敬服するケースは多いわけで。正確には「女にもお笑いが十分解っていることを男が解っていない」が正解じゃないのかなあと思ってなりませんです、はい。