「誰かは見てくれる」なんて信じない

基本的に主導権は自分で握っていたいし、受動よりも能動を好む体質なので、この手の言葉をあんまり信用してないんだよね。

「誰かは見てくれる」「誰かは気付いてくれる」

いや、見てくれてる人はどこかにいるとは思うよ。そのうち気付いてくれるんだと思う。世の中捨てたものじゃないし、見てる人は見てる。なんだかんだで善意はありますよ。そうそうこの世は悪くない。ただ、だからといってそれを信じ込んでいいのかなあと。そういう人の善意とか偶然に身をゆだねるのはどうなのかな。依存していいのかって疑問がある。ある意味、人に任せることなので、オレにはできんのです。怖い。人任せにしたくない。

「期待はするが、あてにはしない」

何回かうちでも書いてるけど、これがオレの信条。誰かは見てくれる。わかってくれる。そういう偶然の善意に期待はしてるし、そういうものがあるとは思ってはいるけども、あてにはしない。それにすべてを頼らない。気付いてくれたらラッキーくらいでいたい。ボーナスくらいの感覚にとどめておきたい。

「見てくれるように」「気付いてくれるように」

こういう感覚で動いてる。見て欲しいなら見てくれるように、気付いて欲しいなら気付いてくれるように。まずは自分でそれを意識して行動し、その上で見てくれること、気付いてくれることを期待する。見てくれること、気付いてくれることをただ待つ前に、自分でできることはしておきたいんだよね。待つ前にやることはある。待つのはそれをやってから。願望があるならそれをかなえるために動くべきで、偶然を期待するのはその後でいい。

「いつかはかなう」じゃなくて「いつかかなえる」

待つのは性に合わん。かなえてもらうのを待つより、自分でかなえてしまう方が手っ取り早い。そして自分の力だけじゃできない場合は、自分の力でできる限界まではやっておき、あと一押しを得るだけにしておく。同時にその一押しをしてもらうようにアピールする。そういう能動的な考え方の方が好き。
あと一押しして欲しいなら「押してよ」って言えばいい。押して欲しいそぶりをして待つなんて効率悪い。空気を読んでもらうより、その空気を口に出した方が手間がかからん。

認めて欲しいなら、認められるようにするといい

こういう願望がある人は結構多いように感じるんだけど、それならそういうようにすりゃいいと思うんだよね。目立つようにすりゃいいし、恩を着せたほうがいい。さりげなくサービスをすると、サービスされたことに気付いてくれないことがある。それって実はもったいない。「あなたのためにやりました」って言ってもいい。
さりげなさを追求する美学もいい。堪えるのもいいし、我慢するのも勝手。でも、それでかなえられないのを不満に思うなら、行動する方が精神衛生上もいい。待ってかなえられないことを嘆くより、動いて達成できなかったことを嘆く方がいい。

主導権は自分にあるんだ

待つのはつらい。主導権が自分にないから。主導権がある誰かの行為を待つ。それしかできない。
しかし自分で動けば、自分で結果を引き寄せられる。自分が望む結果を誘導できる。もちろんその結果として失敗することもあるし、望みがかなえられないことなんて山のようにあるわけだけど、待つよりはラクなのよね。少なくても自分にとっては。とりあえずは結果は出るし。結果も出なくて悶々とするよりはいいと思うんだな。

「誰かは見てくれる」「誰かは気付いてくれる」なんて幻想だよ

ここまで思い込んでもいい。幻想だと思うことで自分で動く動機付けができる。人は見ていないし気付いてもくれない。こういう前提で動いていた方が甘えがなくなっていい。余計な期待をしないから、期待はずれになって落ち込むこともないしね。最初から期待しなければ、期待はずれって現象はないわけだから。期待するから、はずれるんだよ。

少しだけイヤらしい発想を

ほんのちょっとだけズルくてイヤらしい発想をしていいんだと思うな。それで願いがかなうならいいじゃないか。お得感たっぷり。美学とかにとらわれて、願いがかなわないよりはハッピーな気がするし。ほんのちょっとだけでいい。見てもらおうとする意識付けを。それで結構変わる。他人の自分を見る目を変えるには、他人に対して自分の見せ方を変えるのが手っ取り早いよ。
「誰かは見てくれる」はあてにならないよ。