山本モナはそれがいい
山本モナに関して言いたいことはこれに尽きるな。
「だが、それがいい」
そういうヤツだろ、山本モナは。むしろ期待通りのニュースが出てきてうれしい。「その姿勢で行け」とエールを送りたい。まったくなんの問題ねえですよ。そういうヤツなんだから。それが売りなんだから。元々そういう恋愛体質の人間だろ。言行一致というか、過去の行動と一貫していて清々しい。
それにこういうパターンで怒られるのは、日頃「不倫はいけません！」と言っていたヤツの言行不一致で「オマエが言うな！」とか、「不倫はいけない！」と言わざるを得ない立場のヤツで「オマエがするな！」だと思うんだよな。
だから、山本モナのように情熱的な恋愛体質を公言しとるヤツとか、そういう公的な立場でもないヤツが問われる筋合いはねえような。不倫するのは人の勝手なのでねえ。どうぞご勝手に。オレはしねえけど、人に「不倫するな」と言うつもりはねえんだよ。人の勝手だから。人の人生だから。わしゃ知らん。
またキャスターをそういう倫理観が求められる仕事と思わん。そういう聖職じゃねえでしょ、別に。身奇麗な人しかできん商売とは思わん。また報道とかニュースにそういう倫理観が必要だとも思わん。なくてもいい。問題ない。大事な点は言行一致であって、言ってることが一定であるとか、行動と同じであるとか、意見・主張にスジが通っているなら問題ナシ。報道の平等性とか客観性ってそういうところから出てくるもんじゃね？ 身奇麗であることは関係なくね？
またラブホテルという舞台設定も素晴らしい。完璧である。これがもっと高めのいいホテルだったらつまらん。ラブホテルだからいい。手段と目的の関係性を考えれば、ラブホテルほど完璧な手段は他にあるまい。ペディグリーチャムが「ネコまっしぐら」であるならば、ラブホテルは「エロまっしぐら」である。ネタとしてはこれでいい。
しかも五反田というのも素晴らしい。個人的にはこの五反田というチョイスはもっと褒め称えられるべきだと思う。数ある場所の中で五反田をチョイスする慧眼。これが新宿じゃダメだ。渋谷でもダメ。歌舞伎町とか道玄坂にはない、絶妙のアレさ加減が五反田にはある。この細部の作りこみ。ネタを愛するひとりとして心より拍手を送りたい。完璧だ。それでいい。
また個人的な女性の好みとしても擁護したい。
- 色っぽいから？ ノンノン。
- スタイルがいいから？ ノンノン。
- ハーフだから？ ノンノン。
オレは奔放な女性が好きなのだ。こういう自重しない女性が好きなのだ。暴走する女性が好きなのだ。こと恋愛に関してはそれでいい。好きになったら止まらない。自分を見失い、冷静な思考がなくなる。バレたら失うものがあることはわかっている。でもやめられない。リアルな損得勘定が計算できない。……だが、それがいい。恋愛くらいは計算しない方がいい。暴走する部分があって丁度いい。
- 男としちゃたまらない？ ノンノン。
- 彼氏（夫）は大変だ？ ノンノン。
- コントロールできなさそう？ ノンノン。
これもまた一言だ。だが、それがいい。
たまらん。大変だ。コントロールできない。大いに結構。それがおもしろい。それだからおもしろい。たまらんから刺激があり、大変だから盛り上がり、コントロールできないから予想外の楽しさがある。なんの問題もねえですよ、はい。
もっとも、同時につつましやかでおとなしい女性も好きなのではあるが。……要するになんでもいいということである。どっちでもいいということである。ただ、奔放な女性は見ていて楽しいなあと。嫌いになれない。ましてここまで完成度が高ければ問題なし。
是非この芸風をさらに磨いて、芸人として頑張ってください！
