(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

お帰り南極一号、さらば鈍器一号

電車ではお年寄りに席を譲り、階段で重そうなスーツケースを抱えて困っている人には手を貸し、お腹がペコペコになっている人には自分の頭を食べさせてあげるタケルンバです(一部誇大表現あり)。こんにちは。
こういう善行をしていると、さすがにいいことがあるのです。奇跡が起こるものなのです。先日、我が家のクーラー(愛称は「南極一号」)が死去したことをお伝えいたしました。

なわけで、我が家は灼熱。「暑い暑いハウス」。そんな灼熱地獄の我が家で暮らすのは苦痛であり、「タケルンバ家 油の灼熱地獄」という「にっかつロマンポルノか!」という情景であり、「奥さん!奥さん!」なわけですが、一昨日、オフから上々の気分で帰宅してみると、やっぱり暑い。
そこで、ダメもとでスイッチオン。ちょっとでも作動すれば良しという軽い気持ちでオン。酔っ払っていい気分になったのでオン。

ガリガリッ。バルバルバルバル……ブバババババッ!

というジョジョの効果音みたいな感じでクーラー始動。やっぱりダメか……。

ガコッ! ボベーッ!

死んだ……。「クーラーは二度死ぬ」である。お疲れ様でした。
……そのときだ。奇跡が起きた!

ベボベボベッ! プスー。ウイーン……

クーラーふっかーつ! 冷風ぜっこーちょー! なんかしらんが再び作動。問題ねえ。なんだよ、この急激な復活。いやっほー!
一晩つけっぱなしにしたが、まったく問題ない。夜も朝も、そして昼まで絶好調。そこで「幸せだなあ」「ボクは死ぬまでキミを離さないぞ」「なぁ、いいだろう……」という加山雄三メソッドを発動。復活した南極一号と添い遂げることにし、浮気心と勢いと某二岡に対する虚栄心で購入したエアコンはキャンセルする。二岡は関係ねえだろ。
ビックカメラでキャンセルの旨を告げると、快く返金してくれる。おお、ラッキー。財布を見ると結構な現金がある。
……ここで衝動買いのクセ発動。手持ちに現金があると買い物したくなる。お金が返ってきただけなのに、お金をもらった錯覚。ヤバイ。こりゃヤバイパターンだぜ。
気がつくとフラッシュメモリ購入。安くなったなあ。うひひ。ついでにデジカメ用のスマートメディアを購入しようとする。
……あ、スマートメディアってもう売ってないの? え?生産中止?
ま、デジカメも開発が凄くて、最近は機能も上がったし、軽くて小さいもんなあ。オレのデジカメなんてもはや鈍器だもんな。

もう6年前のものだし。

仕様を見たら300万画素だし。でかくてゴツゴツしとるし……ホントに鈍器。昨日のオフでも珍しいもの扱いされたし。
……買うか。なんか財布の中に金あるし。だから返ってきた金だって。儲けた金じゃないんだって。
とはいえ、オレはデジタルカメラに詳しくない。よくわからん。よくわからんので「価格.comで満足度ランキング1位のものを買う」というこれ以上ない慎重かつ冷静であり、熟慮に熟慮を重ねた商品選びをすることに。どこがだよ。これが集合知の正しい使い方ってもんである。「買い物2.0」である。このあたり自主性ゼロ。
で、これを買う。

ま、元々が300万画素のデジカメだし、6年前のヤツだから、どうやったっていいデジカメに買い換える形になるわけだが、なかなかのスペックでよろしい感じ。少なくても鈍器じゃないだけ良し。角で殴ると気絶させることできそうだもんな、今持ってるヤツは。デジカメは使用上の用法・容量を守り、正しくお使い下さい(ピンポーン♪)。
値段も安くなったねえ。オレの鈍器一号(勝手に名前を付けるな)でも、買ったときは3万くらいしましたよ。それが今や2万ちょいですか。探せば2万切る機種もたくさんあるようだし。時代は変わったねえ。
とはいえ、5年くらい使い続けた鈍器一号である。南極一号とともに今後とも使い続けることにする。幸いなことにスマートメディアもまだネットで買えるし。ついでに128MBのを4,000円弱で購入。160枚程度撮れるのでこれで良し。最近のに慣れてる人は「枚数少ねえ!」って思うかもしれんけど、元々そんなに写真を撮るタイプじゃないので十分。
そんなわけで、結局返ってきたお金が溶けました。クーラーが直ってオレが溶けるのが止まったけど、オレの財布のお金が溶けたという話。衝動買い自重。