「ToDo」より「ToCan」
「ToDo」ってあるじゃないですか。「ToDOリスト」とか。「やらなきゃいけないことリスト」。わしゃあの発想が嫌いでね。記憶力が悪いから、こういうメモは会社員時代はその都度してたけど、基本的には嫌い。なんか発想的にマイナスじゃないですか。「やらなきゃいけない」って。気が滅入る。
基本的にこういう「やらされる感」のものってダメなんですよね。性に合わない。「あれをして、次にこれをして。でもまだこれが片付いてなくて……ムキーッ!」ってなっちゃう。全部放り投げたくなるんですよ。もう。面倒くさくて。
スポーツの世界でも「追う者の方が、追われる者よりラク」っていうじゃないですか。仕事とかでもそうですよ。追う方がラク。追われる方がキツイ。「あれしなきゃ、これしなきゃ」ってあくせくするより、「あれをしようか、これをしようか」って方がラクですもんね。最終的な作業量は同じだとしても、精神的な圧迫感は全然違うわけで。気持ちのベクトルの向きって大事なんですよ、結構。
なので、こういう発想でいますよ。「ToDoリスト」はつくらない。つくるのはこっち。
「ToCanリスト」をつくろう
「できることリスト」です。自分がこれからできること。やりたいこと。やってみたいこと。可能であるっぽいこと。こういうのをつくって、ニヤニヤするといいんだと思う。
- 沖縄にサンゴ見に行く
- 北海道でカニ食べまくる
- 伊豆一周ドライブを楽しむ
こういうアクティブなものでもいい。
- プレゼンで笑いを混ぜる
- 女の子とランチに行く
- お茶を淹れてみんなに配る
こういうゆるーいのでもいい。可能なことを並べる。そしてそれを実行するかどうかを決められる。選択権があるリストがあると気分的にいい。やるもやらぬも自分次第。どれを選ぶかも自分次第。そして全部やってもいいし、全部やらなくてもいい。こういう切迫感のないリストがあってもいいのでは。
ちなみに「ToCanリスト」の合言葉はもちろんこれだ。
Yes , we can.
追記(2008/07/23 16:35)
ブックマークコメンツでも突っ込まれております「"ToCan"はおかしくね?」の件。小飼弾さんが記事でまとめてくれました。
"can"は動詞(verb)ではなくて補助動詞((auxiliary|modal) verb)である
404 Blog Not Found:English - can の未来形
ので、"to can"とは出来ないのです。
ちなみに"do"は動詞かつ補助動詞。ずるいですね。
おお、なるほど。"do"と"can"にはそういう違いがあるのだなあ。「"ToDo"ちゅうから"ToCan"でもいいんじゃね?」くらいのノリでしたわ。……如何に日頃インチキ英語かって話ですね。むふぅ。
指摘していただいた皆様、ありがとうございました。