(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

軸がないことが軸だった

自分の場合はなんだろう。

「ブログをはじめて変わったことって何ですか?」

「ブログをはじめて変わったことって何ですか?」 - もっこもこっ

いろいろありそう。

交友関係が広がった

ブログをきっかけに知り合った人ができた。その分、交友関係は広がりましたな。ブログをやらんよりは、知り合いができるきっかけは増えると思う。

自己紹介をする手間が減った

「続きはウェブで!」ができるのよ。自分がどういう人間であるのか、口で伝えるのは面倒くさい。自己紹介は結構萎える。でもブログを4年もやってると、さすがにかなり書きたまっているわけで、人格とか性格とか考え方が如実に出ている。なので、アドレスを教えるだけで、自分を理解してもらえるんですよ。読んでもらえればわかってもらえる。自分があれこれ言うより早い。そういう自己紹介ツールとして便利。

合わない人が寄ってこなくなった

これは結果論なんだけど、フィルタリング機能になっているのかな、と。こうして思いのままにいろいろ書いているので、オレの考えに相容れないと思う人は近寄ってこなくなるのですよ。考えが違うことがわかっていれば、誰も好んで近づかない。ある意味、オープンリーチで手をさらしているのでねえ。フリコミたくねえヤツはフリこまない。逃げていく。
それはブログを介してのみの付き合いでもそうだし、リアルでちょっと付き合いがある人がブログを読んで「……やっぱ合わねえな、アイツとは」みたいなケースもあるかと。

合う人が集まってくれるようになった

その反面、こういうところもあるかと。興味を持ってくれた人が、向こうから近づいてくれるケースが増えてきた。
で、実はこれはリアルの方で効果大。それまであんまり仲良くなかったヤツが「あれ読んだ、あれ読んだ。そうだよな、そういうことなんだよ!」みたいな。疎遠だった関係が親密になるケースが出てきた。向こうはオレを知ってるし、オレの考え方を知ってるし、その内容に興味をもってくれてるので、そりゃあ関係もうまくいきますわね。相手が自分に興味をもってくれれば、オレも悪い気はしないし。
合わない人が去り、合いそうな人が集う。こういうフィルタリング機能はあったのかな。

考えがまとまるようになった

その都度、いろんなことを文章化しているので、考えがまとまりやすくなりますわな。文章にするということは、頭の中にあるものを形にするわけで、その過程で思考がまとまる。整理もされるし、論理もまとまる。その中で自分の考えが見えてくるし、立ち位置とかもわかってくる。
なにかを考える際で、文章を書くとまとまるのよね。出力重要。

軸がないことがわかった

自分には軸がねえんだなあというところは痛感するね。痛いほどわかったね。

ブログをはじめて変わったこと。
あらためてもう一度答えるとするなら、
文章を書くことと書いた文章で自分の軸を支えられるようになった。
自分の軸が多少のことではぐらついたり、ぶれたりしなくなってきたということだろうか。

「ブログをはじめて変わったことって何ですか?」 - もっこもこっ

自分の場合、正反対です。まあ、軸がねえことねえこと。
ただ、軸がないことが軸だったんだなあと。「無軸の軸」と言うんですかね。カラッポなんです。で、カラッポであることが軸なんです。色即是空なんです。それがわかったのです。
それが理解できて、開き直れるようになったのが大きな変化なのかな。より自然体でいられるようになった。こだわりがなくなったし、少数意見になったとしてもなんとも思わないし、周りの意見をより客観視できるようになったかな。
一方、その分、鈍くなったというか、冷たくなったというか、無関心になった部分もあって、どっちがいいのかはわからんのだけど。「どうでもいい」と思ってしまうと、すぐ心を閉ざしてしまうのでねえ。「どっちでもいいや」「どうぞご自由に」と。で、「オレは好きにやるから」みたいな。そういういい加減さは加速したなあ。軸がないとか、こだわりがないというと、いかにも包容力がありそうだけど、実はその逆で関心がないだけ。必ずしも受け入れているわけじゃないんだよね。存在を認めるだけ。遮断してるだけだったりします。……意外とクール!
ま、トータルで考えれば、個人的には悪い変化じゃないとは思うので、ブログをやる意味はあったと感ずる次第ではありますが。皆さんは如何ですか?