(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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お金を余計に払ってでも手に入れたい価値がある

「ひとりカラオケ」についてのトラックバック記事で、妙に納得してしまった表現がありました。

店については、シダックスBIG ECHOカラオケ館歌広場の順におすすめです。これは、カラオケ館歌広場はボロくて汚くて音響設備が悪いところが多いのと、価格が安いので若者の集団が比較的多いからです。一方シダックスBIG ECHOは値段こそ若干高いもののそれが理由となって少しでも安く済ませたい学生層はほとんど来ません

ひとりカラオケは場所と時間帯が肝心 - Thirのノート

これ。年々わかってくるんだよね。学生のときは金がないので、とにかく安い方が良かったのだけれど、少しずつお金が手元にできるようになると、ちょっと高くても静かな方が良かったりするんだよね。重要となる価値観が変わる。
カラオケの場合は価格から、部屋のキレイさ・音響設備・若い人が少ない・静かって方に力点が移るんですよ。余計にお金を払ってでも、こういう環境を手に入れたい。価格よりも大事な価値観が出来るわけですよ。価格の順位付けが下がる。
カラオケ以外でそれを特に痛感するのが飲食ね。ちょっと高くてもうまい方がいいし、静かであったり、ゆったりできることであったり、ガラの悪い客がいないことが大事になる。価格の観点で言えば、安ければ安いほどいいのだろうけれども、安ければ安いほど店は混雑するし、お金のない若いにーちゃんねーちゃんが多くなって、なんとなく騒がしくなる。ゆったりできなくなる。ガラの悪いヤツも増える。それよりは、むしろ価格設定を高くしてくれた方が好都合。価格を最優先に置く客が減るので、環境面が実は良くなる。「むしろ値段上げてくれ」ってケースが出てくるのよね。環境を守る上で。
例えばファミレスなんかでも、サイゼリアはそういう意味で使いづらい。客単価が安いせいか、にーちゃんねーちゃんが多すぎて騒がしい。うるせえ。落ち着けない。ガストなんかでもそういうところがある。安いという好都合が、一方で環境面の悪化を招く面がございます。客のDQN率とも相関関係があるような気が致しますよ。
それよりは少し多目に払ってもジョナサンとかロイヤルホストの方が良かったりする。客単価が上がることで、店の雰囲気が落ち着く。DQNがいなくなる。和食系にすればさらにちょっと単価が上がるし、お座敷の店だとブーツのねーちゃんが来なくなるので、かなり静かになる。ブーツを脱ぐのが面倒だから、お座敷席ばかりだと、ブーツのねーちゃんが寄り付かなくなるのよね。これ、豆知識。
居酒屋でもなんでもそうね。客単価が上がると、なんとなく店の雰囲気も変わるものですよ。ワタミでも「わたみん家→和民→坐・和民」で違うしな。喫茶店でもドトールスターバックスで違う。出してるものは大して変わりないんだけど、値段が変わることで客層が変わる。客層が変わると店の雰囲気がガラリと変わる。ちょっとお金を余計に払うことで、いい環境を手に入れることができるんだよね。
ま、それだけお金以外の価値観の重要性がわかってきたってことなんだろうけども。世の中にはお金より重要な価値観があります。お金を少し余計に払ってでも手に入れるべき環境がある。そんなことをあらためて思った次第であります。