(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

Twitterとは掛け算サービスである

ご指名を受けたので、Twitterについて書いてみますか。

個人的に思うのは、Twitterというのは典型的な道具であり、場だと思う。それ自体で勝手に動いたりするものじゃなくて、それを使う人、介在する人の行動や意思がないと意味合いを持ち得ない。単なる道具。単なるバーチャル空間。
なので、使い方がお客さん気質だと、ちょっと苦労するかなってのはある。何もしなければ、Twitterはなにも自分にもたらさない。お客さんのように、もてなしを待つ感じだと何も得られない。静的であれば、結果も静。何かをしてもらう気持ち、期待する感じ、人任せでは何も得られない。ゼロに何をかけてもゼロ。自分がゼロである限り、答えもゼロ。何も返らない。
逆にアクティブに動く人にはいいツールだと思う。受け身じゃなくて、道具とか場を自分が楽しむためのものとして使え、尚且つ、より楽しむための工夫を自発的にできる人にはいいツール。フォローすれば、そのうちの何人かはフォローを返してくれる。また、発言すれば、それを見たフォロワーのうち、何人かは発言を返してくれる。
つまり動いたら動いた分だけ反応がある。ゼロならゼロだが、ゼロ以外ならば、ゼロ以外の数値が返ってくる。
Twitterというのは、掛け算サービスなのだと思う。ある行動に対して掛け算のように反応がある。フォロワーの数だけ反応がくるチャンスがある。反応率1%でも、フォロワーが100人いれば、1つの反応がある。そういうものじゃないかなあ。
フォローやフォロワーの数が一定数を上回った途端面白くなるというのは、この話の傍証であると思う。ある程度までは掛け算をしても1を超えない。つまりそれが具体的な形となってこない。ところが、一定数を超えると、それが具体的な形となる。見えてくる。発言。お気に入り。フォロー。リアクションが可視化される水準。掛け算の答えが1を超える水準になるまでは、Twitterの楽しさがわからない。そういう要素があると思う。
基本的に対人においてのリアクション率というのは大体5%程度。どんな商売でも不思議と5%。スーパーのチラシ、居酒屋の生ビール無料券などなど。そこから考えるに、Twitterでのリアクション率も5%を上回ることは考えられない。ましてネットという無反応でやっても心理的抵抗がなく、相手が誰だかわからない空間且つ知人の方が少ない状態では5%を下回るのが普通では。アクティブな関係で5%であるので、非アクティブな関係を含めたTwitterでの反応率は1%〜2%くらいじゃなかろうか。
ということは、ざっと考えてフォロー・フォロワーが最低50〜100人となって、本格的におもしろくなっていくと思う。目に見えて発言が増え、そこに自分が絡んでいく機会が増え、そして楽しみが増えていくんじゃなかろうか。
だから、Twitterをおもしろくするかどうかは、掛け算である以上、自分次第。掛けていく数が増えていけば、級数倍に増えていく。Twitterを楽しくするには、楽しく使う。楽しいように使う。楽しめるように使う。そういう意思と行動。ゼロのままじゃ、何も楽しめないよ!