(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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加湿器のブロガーイベントに行ってきた

すっかり遅くなりましたが、12月9日に「プラスマイナスゼロ 加湿器 Ver3」のブロガーイベントに行って来ました。
こういうイベント初体験。自分とは縁遠いイベントだと思っておりましたので、ドキドキしながら行って参りました。
まずデザインがカッチョええじゃないですか。

気になる。気になるぞう。デザインとかにまったく無頓着な俺でも、さすがにこれは気になるぞう。
大体、俺の知ってる加湿器って、真四角で、湯気噴射口がガッツリついてて、色気も何もないものなんだけど。こういうものがあったのね。で、その開発に関する話とかを聞けると。俺の好奇心はビンビンに刺激され、うきうきらんらんとイベントに行ってきたのでありました。

id:wa-renさん。司会進行。軽妙なトーク、的確なツッコミ。おまけにイケメン。隙がない。

プラマイゼロ社の方。熱い。自らが信念を持って、自信を持っている商品を送り出している感じがうかがえますな。

で、これがその加湿器。生で見てもカッチョイイ。コンセプトは水滴だそう。このツヤツヤ感、曲線。工業製品とは思えないですな。
ただ、このデザインを実現するには相当苦労したそうで。
「水滴には継ぎ目がないよね」
これを現実にするために、かなりの手間をかけているそうな。

確かに継ぎ目がない。
で、どうしているかというと……

こういう原理らしい。3つのパーツにわけ、それぞれを金型でつくる。で、それを接合する。接合する部分には、たい焼きの耳みたいな部分ができるわけだけど、それをどうするかと言うと……削る。手で。おお、何たる手作業!
もちろん工業製品だし、商品だし、工場でつくっているわけだけど、ひとつひとつ手作り。手でひとつひとつ削る。機械で削ってみたそうだけど、やっぱりダメ。削った線が残る。手の丸み、職人の勘みたいなのがどうしてもいるらしい。日本の職人さんが、ラインの人を指導しているらしい。手がかかっているんですのう。
で、俺は中国とかタイによく行くので、こんだけいいものだと、コピー商品が出るんじゃないかと。中身の機能はともかく、表面のガワだけつくって、適当な加湿器を内部に入れちゃう。

わかりやすく言うと、威力棒Vii的なものができやしないかな? って思って、最後、そういうところを聞いてみた。でも、以上のような手間がかかっているので、単純にガワだけつくって売るってのをできないらしい。ま、ひとつひとつ磨いてられんもんな。粗製乱造で、利益を出すのがコピー商品なわけで。手間がかかっているからこそマネできない。ある意味、最強のコピーガードかも知れん。

内部に金型でロゴが入るようにして、そういう面でもガード。やっぱ、こういう対策は必要ですのう。香港とか歩いていると、その重要性を肌で感じますからなあ。

左からVer1、2、3。外見は一緒。

でも内部が違う。きちんと改良しているんですね。
中国のパチモンマニアという観点からも、なかなか興味深い話が聞けた夜でした。おしまい。