(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

タケルンバのドミニオン戦略 - その6 アクションカード(その3)

ドミニオン記事の第6回でござんすよ。

ドミニオン (Dominion) 日本語版 カードゲーム

ドミニオン (Dominion) 日本語版 カードゲーム

ドミニオン拡張セット 陰謀 (Dominion: Intrigue) (日本語版) カードゲーム

ドミニオン拡張セット 陰謀 (Dominion: Intrigue) (日本語版) カードゲーム

ドミニオン拡張セット 海辺 (Dominion: Seaside) (日本語版) カードゲーム

ドミニオン拡張セット 海辺 (Dominion: Seaside) (日本語版) カードゲーム

アクションカードの続き。今回は5コストのカードから。今回でアクションカード編終了。とりあえずひと段落。ふう。

5コスト

今回も前置きなしでいきなり本文。5コストのアクションカードにはこんなの。

  • 魔女
  • 研究所
  • 図書館
  • 祝祭
  • 鉱山
  • 市場
  • 議事堂
  • 寵臣(陰謀)
  • 公爵(陰謀)
  • 破壊工作員(陰謀)
  • 貢物(陰謀)
  • 改良(陰謀)
  • 交易場(陰謀)
  • 拷問人(陰謀)

計14種類。さすがに5コストもなると高額のため、効果も大きい。
初手で2-5スタートになる確率は2割に満たない(16.7%)ので、8割以上の確率で初手では買えない。なので、デッキ2周目以降に、この5コストのカードを如何に買って行き、有利に展開するかが一般的なパターン。5コストのカードを1枚買い、それがデッキに回り始めると、ゲームが大きく動いてくる。
また、その2割弱の幸運に恵まれたならば、とりあえず買っとけというケースが多いですね。序盤では滅多に買えない5コストのカード。とりあえず買っとけばいい展開は多い。
とはいえ、2-5スタートのときに限って、5コストにいいカードがなかったり、2コストのカードがなくて、何も買えずだったりね。ま、そんなもんです。運の要素って。

初手での優先順
  • 寵臣→魔女→貢物→改良→祝祭→鉱山→拷問人→交易場→研究所→市場→図書館→議事堂→破壊工作員→公爵

どれも強いカードので、細かい並びは個人的な好み。
積極的に買いたいのは祝祭まで。祝祭までのカードはとりあえず買っておいて損はないような。3コスト以上のカードを買うときは、基本的に銀貨と効果を比較して考えるのだけれど、どれも銀貨級の効果はある。
買ってもいいかな、という消極的な賛成は破壊工作員まで。まあ、これらのカードが買える状況ならば、とりあえず買っておけばいいんじゃね? スルーすることはない。
ということは、完全回避は公爵だけ。それ以外のカードならば、とりあえず初手で取っても問題なしと思ってます。ま、できれば左側のカードがいいんだけど、右側のカードばっかの場ならしょうがないしね。

魔女(WITCH)

アクション終了カード。呪いを他のプレイヤーに押し付け、妨害することができるので、アクションが終了するとはいえ、優先的に使いたいカード。他のアクションカードと被った場合でも、なるべく魔女を優先して使いたい。
特に聞くのが圧縮系のカードがない場合。この場合、受け取った呪いをどうにかする手段がない。なので、先に魔女を使った方が有利。2-5スタートでいきなり魔女が買えれば最上。悪くてもデッキ2周目では買いたい。3周目まで手間取るようだと、大体先を行かれる。
そのため、魔女がある場では「魔女を買うためにどうするか」が重要。銀貨・銀貨でスタートして、購買力を高めるも良し。祝宴があれば、そのカードの効果を使ってゲットしても良し。
そのくらい全体の戦略を左右するカード。存在感が半端ない。
ただ、このカードだけで勝てるかどうかは別。基本的には中盤までの雄。呪いカードが売り切れたら空気になりがち。
妨害と割り切るか。魔女を改築などで他のカードに換え、二毛作を狙うか。中盤以降のテーマ。魔女のその後も考えたい。

コイン戦法 相性:普通

まあ1枚あってもいいかなあと。5コストなので買いづらいが、他のプレイヤーに妨害できる効果は大きいので。
それに買わなきゃこっちがやられる一方。呪いの枚数は(対戦人数-1)×10。ほっときゃ10枚呪いが来る。-10点。この点差を跳ね返す自信がないなら、とりあえず1枚買っておいた方がいい。

アクション戦法 相性:普通

2枚引けるので、アクションの相方にならんこともないが…という程度。堀と同様、そこまであてにはできない。
アクションをつなげる手段として考えるより、相手のそれを妨害するために呪いを送り込む手段として考えた方がいいし、それをやられないための自衛手段として考えるべきでは。

圧縮戦法 相性:悪

礼拝堂がある場などでは、呪いも処分できるので効果は低い。ま、相手が圧縮に向かわないなら、こっちは圧縮しつつ高回転で魔女を使い、一方的に呪いを押し付けるという手もありますがね。

庭園戦法 相性:普通

相性が良いとは言えないような。ま、悪くもないが、他の戦法と異なり、呪いの枚数ですらもメリットに変換しうるのが庭園戦法なだけに、他の戦法を取る相手よりは与えるダメージが少ない。
攻撃手段というより、これも自衛手段よね。

寵臣戦法 相性:普通

アクションが終了しちゃうので、相性が良いとは言えんねえ。ま、悪くもないけど。相手の寵臣戦法を妨害する効果は十分にあるので。

初手で取るか?

取りたい。初手で取れるものなら取る。取って妨害しまくって、さっさと呪いを枯らす。魔女を使った数だけ、自分が引く呪いの枚数は少なくなる。先手必勝。呪いを引かないために、まず呪え!

研究所(LABORATORY)

アクション継続カード。2枚引けた上にアクションが継続できるため、実質デッキ枚数を1枚減らす効果がある。仮想コインは増えないが、カード枚数という分母を減らすため、カード1枚あたりの価値を押し上げる効果がある。
基本的にはあればあるだけいいカード。デッキを回せるので、より強力なカードを使いやすい。研究所で回して魔女を使えば、呪いをばらまくペースが上がるし、こっちは新たなカードを買って、それをデッキに回すペースが上がる。
特に相性がいいのが玉座の間。4枚引けた上にアクションも増加する。絶妙の相性。
研究所がある場では玉座の間を狙いに行くのもアリじゃないかなあ。

コイン戦法 相性:良

いいと思いますよ。属州に届きやすくなるだろうし。買って損はない。5金で銀貨というのももったいない話だし。ま、6金あるなら金貨でしょうが。

アクション戦法 相性:良

いいと思いますね。研究所で次につなげるアクションカードを引くのはよくあるパターン。アクション増加カードがない場では、玉座の間だけがアクションを増やす手段になったりもするし。あればあるだけ欲しいカード。

圧縮戦法 相性:良

いいと思いますよ。序盤は処分するカード集めの手段になるし、中盤以降は属州を買うための手段足りうる。圧縮したデッキなら、研究所数枚で8金に引ける体制が毎回整うでしょうし。

庭園戦法 相性:普通

あえてこのカードを買う意義があるのかなあと。Buyが増えるカードとかの方が優先度は高い。
役に立たないわけじゃないが、他のカードを優先すべきなのではないかと。

寵臣戦法 相性:良

そりゃ有効ですよね。あるとありがたい。寵臣を運良く引けばプラス2金になるし、4枚交換もできるし。

初手で取るか?

あるならまあ。ただ、できればデッキ2周目以降で取りたいカード。デッキを回しても、最初は使いたいカードが少ないし、そもそもそういう強力なカードがない。2-5スタートの場合、2金でそういうカードが買えているとは思えない。ならば他の5金のカードを買い、研究所はデッキ2周目以降にし、初手で購入したカードを中心に回していく手順の方が良いのでは。
デッキを回すカードを、回すメリットがないうちに購入するというのは時期尚早に思えますが、どうですか。

図書館(LIBRARY)

アクション終了カード。手札を7枚にする効果があるため、手札を減らすカードと相性がいい。
特にベストの組み合わせが祝祭。祝祭はドローを伴わないため、使えば手札の枚数が減る。その分を一気に補充できる。祝祭でアクションと仮想コインを2増やし、図書館を使うことで手札は7枚になる。その手札の中に祝祭と図書館があれば、またそのコンボを決めることができる。
これが市場だとここまでうまくいかない。市場は1枚ドローがあるので、手札が減らない。手札が減るほうが都合がいい。
あと、他のプレイヤーが民兵を使ってくる場合もアリ。3枚に減らされても7枚に戻せる。5枚から3枚に減らす過程でいらないカードを捨て札にでき、そこから図書館を使うことで、都合5枚引ける。カウンターパンチとしてなかなか強力。民兵の備えにも是非1枚。

コイン戦法 相性:普通

5コストという点がどうもね。手札を7枚にするという意味では鍛冶屋と効果が一緒だし、勝利点カードを引かされるリスクの分だけ、鍛冶屋よりも落ちる。
それならば鍛冶屋の方が性能的に安定するような。1金分安いしね。

アクション戦法 相性:良

祝祭・図書館は強いですよね。個人的には村・鍛冶屋と並ぶコンボの定番だと思ってます。貧民街とかでもいいしね。
ただ、アクション戦法で図書館を使うなら、コインの割合を下げたほうがいいような。デッキのアクションカード割合を高めたほうが、より図書館の効果が安定するので、あまりコインは増やしたくない。
同様に勝利点カードが増えても困るので、なるべく屋敷は持ちたくないですね。地下貯蔵庫があるとより安心ね。

圧縮戦法 相性:良

そりゃ良いですよ。元々枚数が少なくなっているところを、7枚にできるわけだから。

庭園戦法 相性:悪

図書館を使っても、手札に勝利点カードばかり入ってくるので効果が薄い。

寵臣戦法 相性:良

寵臣で手札が減った分を回復させるので、相性はかなりいい。村などのアクション増加カードがあると尚更強い。図書館で引いたカードをさらに使えるのでね。
また、対寵臣の手段としても良いかも。4枚交換で手札が減った分を回復させられるし。攻守に大活躍。

初手で取るか?

あまり取りたいとは思わない。アクションが終了してしまうのがアレだし、屋敷ばかり手札に入ってきてもしょうがない。
アクションを増やすカードを手に入れることが先決だし、図書館の後につなげたいカードがあるかどうかの方が重要。ほら、知識ばっかあってもしょうがないでしょ。役立てる場所とか人物があってこそじゃないですか。

祝祭(FESTIVAL)

アクション増加カード。アクションが増える上に、仮想コイン2というおいしいカード。基本的には何枚でも欲しいし、あればあるほどおいしい。
ただ、難点がドローを伴わないこと。使うと手札から消えるだけなので、散発的な効果にとどまる。アクションが増えても、その増えた分を使えない。なのでカードの補充をするためにも、ドローを伴うカードや、寵臣、地下貯蔵庫などのカードが相方に欲しい。
中でもベストの相方だと思うのが図書館。カードが減るというデメリットを帳消しにするばかりか、むしろ強みにする。短所を長所に変換する組み合わせなので、特に効く。
個人的には万能な最強カードだと思ってます。祝祭をメインに考えて、生かす方法を考えれば、まあ間違いがない。
唯一の敵が詐欺師かな。詐欺師で公領にされるともうね。あああああ、俺の祝祭ががががががが。

コイン戦法 相性:良

銀貨と同じ効果だし、どうせ金貨まで届かないので、とりあえず買ってみる手はあるよね。

アクション戦法 相性:良

鍛冶屋などのドロー系と組み合わせてもいいし、図書館と組み合わせてもいいし、仮想コインの効果も蓄積されるので相性はもちろんいい。
ただ、祝祭自体はドローがないので、2枚ドローのカードだとアクションの継続性に難があるかなと。村・堀なら村自体に1枚ドローの効果があるからまだいいんだけどね。村・堀の場合、手札に村があればアクション継続できる可能性があるけど、祝祭・堀だと祝祭と村の両方がない限り続かないので。しかも手札が6枚と5枚という規模の問題もあるし。そうそう都合良く続くのかなあと。
なので組み合わせるなら3枚ドローは欲しいです。2枚ドローだと心許ないし、デッキに勝利点カードが増えてくる終盤だと、コンボが機能しなくなる可能性が高い。
終盤を乗り切る手立てを講じないと厳しくなりがち。

圧縮戦法 相性:良

かなりいい。仮想コインの効果があるので、強気に銅貨を処分できますしね。祝祭1枚、銅貨1枚さえ残せば、銀貨は買えるわけで。盗賊にも強いし、他のアクションカードで手札を増やす算段さえつけば、かなり強力。

庭園戦法 相性:良

庭園を買いだす前に何枚か手に入るとありがたいですわね。Buyは増えるし、2金できるし。屋敷とかのカードを買って3山切れを狙うというときに機能する。

寵臣戦法 相性:良

図書館の次に相性がいいのが寵臣じゃないかなあ。使えば使っただけ2金が積みあがるし、減った手札は寵臣の4枚交換であっさり回復。この組み合わせならデッキにコインがいらない。
増えたアクション分は宰相、民兵、詐欺師なんかを使うと無駄がない。2金を生み出すカードだけで押し切れる。

初手で取るか?

取りたい。取ると序盤の展開がラク。2-5スタートなら是非欲しいし、このカードの取り合いに遅れを取ると、相手にいいようにやられるパターンが多いような。
ただ1枚取ったら祝祭を回すためのカードに目を向けたいですね。祝祭を1枚先に買うと、また次も祝祭に手を伸ばしたくなるけど、そこを我慢して他のカードを買うことで、2枚目、3枚目に手が届きやすくなるし、敵に先んじることができると思う。まず取りたいカードだからこそ、取れた場合は次に目を向けたいです。第一歩だからこそ、二歩目を行きたい。

鉱山(MINE)

アクション終了カード。個人的には好きですね。2枚以上はいらないけど、1枚手元にあると何かと役立つ。
デッキの枚数を増やさないのがいいし、使ったターンにそのコインを使えるのもいい。使えば使うほど効果が上がるわけで、序盤に欲しいカード。買うタイミングは早ければ早いほどいい。
逆に言うと終盤はあまりね。アクションが終了しちゃうので、鉱山でおしまいというのもねえ。終盤の5金なら公領を買いたいところだし。優先すべきものはいくらでもある。
なので、買えるけど買わないという決断が中盤では必要かなと。終盤で空気になるなら、他のカード買っとけ。そういう決断が必要なカード。
序盤で買えれば買う。買えなければ買わないまま。そういうカードじゃないかなあ。

コイン戦法 相性:良

いいと思いますね。序盤で買えればじわじわ効いてくる。手持ちの銅貨のレベルを上げていくから、デッキがじわじわ強くなるし。こりゃいい。

アクション戦法 相性:普通

序盤にあればいいが、買えなきゃ買えないでいいような。是非モノじゃあない。使えるけど、なければ困るカードでもないし。

圧縮戦法 相性:普通

圧縮する場合、手持ちのコインを育てるより、金貨を買ってしまった方が早いと思う。

庭園戦法 相性:悪

コイン育てるヒマがあったら庭園の方がいいし、同じ5コストなら市場とか祝祭の方がBuyが増えるので、そっちを選んだ方がいいと思いますね。

寵臣戦法 相性:悪

寵臣はコインと相性が悪いわけで、そのコインを育てる意味はそんなにないのかなあ、と。

初手で取るか?

まあ取ってもいいんじゃないかなあ。初手なら悪くない。鉱山が最も機能的になる購買タイミングは初手であるわけで、買う選択はアリ。
ただ、あくまで他のカードとの兼ね合い。金貸し、改築、改良などがない場合は、銅貨を処分する手段なので積極的に取ってもいいだろうし、礼拝堂がある場合は鉱山でコインを育てるよりは他の手段の方が手っ取り早く、5コストにいいのがないなら、4コストのカードでもいいような。場合によっては銀貨でもいいくらい。
初手で買うと機能するのは確かだけど、他のいいカードを押しのけてまでか? という点は考慮に入れたいですね。

市場(MARKET)

アクション継続カード。1アクションあって、1枚引けて、1Buyあって、1金。万能。
ただ、万能だけに凡庸になる場面も。万能って中途半端と同義になることがありましてね。個性がないので、決め手にはならんのよ。便利でいいんだけど、便利以上の活躍をしない。主役にはなりえない感じかな。
個人的には好みじゃない。自分はもっと個性のハッキリしたカードを集め、シンプルに戦いたいので。優柔不断なので、「これ!」と決めたいのよね、方針を。
あくまで名脇役岡本信人というか……ね。

コイン戦法 相性:悪

効果的に銀貨の方が上。銀貨を買った方がいい。

アクション戦法 相性:良

アクションを邪魔しないんでいいんじゃないでしょうか。手札も減らないし。

圧縮戦法 相性:良

圧縮の邪魔にはならんし、1金増えるし、いいよね。

庭園戦法 相性:良

Buyが増えるのでいい。序盤に取っておきたい。

寵臣戦法 相性:良

コインよりもいいですよね。4枚交換で回し、市場を使った分だけ1金増えていくわけだし。

初手で取るか?

取ってもいいが、優先度は低いです。基本的には銀貨の方が上。
銀貨を買った場合、11枚で9金となるので、1枚あたりの価値は0.82。それに対し市場の場合、1ドロー1アクションのため、実質デッキ枚数は増えないが、10枚で8金、0.8。わずかな差だけど、銀貨の方が上。
リアルなケースで考えても、銀貨が手札に入っている場合、直ちに2金分の効果を生むけども、市場の場合は1金なので、2金分の効果を生むには銅貨を引くしかない。ということは、2-5スタートで、2金のターンで何も買わなかった場合は30%。買った場合は27%の確率で銀貨以下の効果に終わる。
であれば、安定的な効果を生む銀貨でいいんじゃないでしょうか。「銅貨引けるかどうか」に賭けるくらいなら、素直に銀貨。
市場の方が銀貨より効果が上回るのはデッキ2周目以降。1枚ドローで屋敷を引く確率が低くなり、屋敷を引くリスクがあっても、より大きい効果を上げるカードを得てから。初手は市場より銀貨です。

議事堂(COUNCIL ROOM)

アクション終了カード。4枚ドローは魅力。魅力だが、他のプレイヤーに1枚与えるのがなんとも。貧乏性なので、人に得させたくないのよ。わかる? わかります? この小市民性。
またアクションが終了するのも痛い。4枚引いておしまい。引いたカードの中にいいアクションカードがあっても使えない。
なので、このカードを使うときはこの2点を考慮に入れたい。1枚与えても4枚引ける自分のメリットの方が強力なのでおkと割り切るか、民兵などとつなげてそのデメリットを打ち消すか……など。
利を与えるというところに注意したい。

コイン戦法 相性:良

そりゃいいですよ。いいに決まってます。4枚引けますからね。属州に届きやすくなるんじゃないですか? Buyも増えるから、コインを引きすぎたーというときもムダにならないし。

アクション戦法 相性:良

鍛冶屋よりさらにアクションをつなげやすいですよね。さすがの4枚ドロー。
アクションをつなげて民兵とかでデメリットを打ち消してもいいし、別に民兵がなくても、アクションをつなげまくることができれば、1枚与える以上に自分のメリットが大きいので、問題ないという考え方もアリよね。他のプレイヤーが属州1枚買えたとしても、こちらが2枚買えればいいわけで。
民兵などと合わせるという小心モードでも、「合わせなくていいや」という強気モードでもどちらでもいい。徹底すればいいだけですね。

圧縮戦法 相性:普通

ボチボチ。圧縮した後に使えば、手札の主だったものを大体引けるわけで。アクションが増えるカードがない場合でも、機能しそう。
ただ、それも序盤まで。中盤以降は息切れする。なので何らかの手立ては必要よね。基本的にはアクションを増やさないと厳しい予感。

庭園戦法 相性:良

Buyが増えるんでいいですよね。4枚引ければ終盤の薄いデッキでもなんとかなりそうだし。

寵臣戦法 相性:良

「アクション増加カードがあれば」という限定付きではありますが、相性はいいですよ。1枚与えても、寵臣の4枚交換を使えば4枚に戻るわけで。
限定はありますが、組み合わせとしては考えてもいいんじゃないかと。特に改築などで屋敷・銅貨を処分できない場合は。

初手で取るか?

客観的に考えて、別に取っても問題はないんだろうけど、個人的にはあまり取りたくない。序盤に他のプレイヤーに1枚与えるというのが嫌。もちろん自分だってスタートダッシュを決められるわけだけども、それと引き換えに相手だって手が進む。そこまでのメリットがあるかどうか。
初手で議事堂を手にして、デッキ2周目で使ったところで、最大でも手札に入るのは7金。買えるのは金貨まで。であるならば、他のカードでも届くのではないかと。議事堂という相手に利を与える手段ではなく、自分だけに利がある手段でいいわけだし、民兵・詐欺師であればダメージを与えつつ金貨購入を目指せるわけで。
「1枚与えても俺が有利だ!」という自信があるならいいんですけどね。俺はそこまで自信がないので取りません。より確実で安全な方法を取りたい。

寵臣(MINION)

アクション継続カード。大好きなカードですね。2金にしてもよし、4枚交換してもよし。この効果はかなり大きい。どんな展開にも対応できる。
基本的にはあればあるほど強さが増すカード。1枚だと1回限りの使用なので、無難に2金にするケースが増えるけども、2枚あれば次の引きに期待して交換できる。3枚になればますますその交換に賭ける余地が大きくなるし、4枚以上になれば戦略の中心として考えられる。
このカードの取り合いには勝ちたいところ。買えないならスピード勝負。寵臣ではBuyが増えない。Buyが増えないので、属州1枚までしか買えない。
なので、寵臣の取り合いに負けた場合は、先行逃げ切りを狙うのがよろしいのかなと。ま、寵臣持ちがBuyが増えるカード(市場・祝祭など)を持ったらどうしようもないけどね。

コイン戦法 相性:良

いいんじゃないでしょうかね。活躍の余地はありますよ。どうせ5金じゃ金貨買えないし。とりあえず寵臣でもいいような。銀貨の効果はあるわけですしね。

アクション戦法 相性:良

デッキを回す手段としても使えるので、いいんじゃないでしょうか。

圧縮戦法 相性:良

かなり強力。圧縮とは相性がいい。4枚交換で良いカードを引く可能性も上がるしね。

庭園戦法 相性:普通

まあ普通よね。ま、2金の効果はあるけど、Buyも増えないし、デッキ枚数を増やす手段にならないので。

寵臣戦法 相性:良

これあっての戦法だからねえ。主役。とにかく取る。10枚すべて取りきるつもりで。

初手で取るか?

是非に。購買力も上がるし、1枚買えば2枚目が買いやすくなる。それだけ他のプレイヤーに対してリードできるわけで、取らない手がない。
2-5スタートで寵臣がある場合、大体無条件で取ってる。とりあえず買っとけ。

公爵(DUKE

勝利点カード。公領1枚につき1点。公領は1枚3点のため、手持ちの公領3枚までならば、わざわざこっちを買う意味がないが、公領が4枚になってからは爆発的に効果が増す。
勝利のカギを握ることが多いカードよね。なかなか怖いカードでおます。

コイン戦法 相性:良

5金の場合、銀貨を買ってもあれだし……ってときに買うのはいいんじゃないかね。5金なら届きやすいし。

アクション戦法 相性:悪

アクションをつなげるときに邪魔。1点を争う終盤はともかくね。

圧縮戦法 相性:悪

わざわざ入れる意味がない。基本は属州狙い。公爵に手を出すのは終盤くらい。

庭園戦法 相性:悪

5金あるならとりあえず庭園でいいんじゃないかなあ。庭園も公爵もってのはちょっと楽観的すぎるような。

寵臣戦法 相性:悪

寵臣を引く妨げになりますわね。

初手で取るか?

取らない。初手で勝利点カードを引く意義はないでしょ。

破壊工作員(SABOTEUR)

アクション終了カード。典型的な攻撃カードよね。攻撃はできる。が、こちらは得るものがない。
なので、使う場合はこちらが負けている場合よね。デッキの内容が劣り、このままの展開が続けばジリ貧。そういう展開で投入する。
逆に言うとリードしている場合は、破壊工作員は必要がないわけで。攻撃している時間があったら、さったとリードをかためて、逃げ切ればいい。
なので長期戦というか、泥仕合を狙うときにはいいのかもね。あまり頼りたくないカードだけど。

コイン戦法 相性:悪

妨害はできるが、自分にはメリットがない。それよりは銀貨じゃないかなあ。

アクション戦法 相性:普通

アクションをつなげつつ、相手を妨害するという手はなくなないが、それよりは優先すべきものがあるんじゃなかろうかと。使えないわけじゃないが、より使える手段がある。

圧縮戦法 相性:悪

圧縮してこのカードを回すことにどれだけの意義があるかわからん。ま、効くとは思うけど、それよりはやるべきことがあるような。

庭園戦法 相性:普通

泥仕合になった方がいいわけで、そういう意味で1枚あってもいいのかなと。

寵臣戦法 相性:悪

アクションが終了するので、あまり相性がいいとは思えないなあ。得るものもないし。

初手で取るか?

嫌がらせとしてはいいよね。初手で他のプレイヤーが購入したカードのうち、1枚を確実に壊せる。相手の手を遅らせる効果は確実にある。
ただ、それで得するかどうかは微妙。得るものがないわけでねえ。
例外は3人以上でやる場合。この場合、他のプレイヤーが使ってくると厄介なので、先に1枚買って攻撃しておくのはアリかなと。特に誰かが5コストのカードを既に購入している場合は、そのカードを破壊できる可能性が非常に高い。
2人対戦なら自分の手を優先した方がいいと思うけど、3人以上の対戦の場合、破壊工作員を使われるリスクが高いので、先に攻撃をする意義が十分にあると思いますね。

貢物(TRIBUTE)

左隣のプレイヤーの山札から何がめくれるかによって効果が変わるというおもしろいカード。なので、左隣のデッキ内容に左右される。アクションカードが多いのか、コインが多いのか。基本的にはこのどちらかになることが多いので、それによって使い方も多少変わるのかなと。アクションカードが少ない場合、アクションが終了するリスクを考慮に入れないとならんし。
なので左隣のプレイヤーのデッキ内容を把握するのもそうだし、スパイを使うというのもアリかなと。アクションカードが出れば安心して貢物が使えるし、そのアクションカードは貢物を使うことで捨て札に回るし。
大広間・貴族・ハーレムがある場ではかなり強力。複数の効果が一挙に得られるし。こりゃおいしい。
コスト以上の効果はありますね。

コイン戦法 相性:普通

左隣のプレイヤーがコイン押しなら買う手もアリかなあ。期待値は高いだろうし。

アクション戦法 相性:良

何がめくれるか、という運の要素があるので完全な期待はできないけど、相性はまずまず。貴族が出れば2アクション2ドロー。村よりも、研究所よりもおいしいカードに。

圧縮戦法 相性:普通

効果が安定しないので、他のカードを優先した方がいいような気はする。役立つだろうけどもね。

庭園戦法 相性:普通

Buyとか増えないしねえ。効果はあるだろうけども。

寵臣戦法 相性:普通

アクションが増えないと寵臣が使えなくなってしまうので、ギャンブル性が高い。個人的にはあまり頼りたくない組み合わせ。5金あるなら素直に寵臣買えばいいわけだし。

初手で取るか?

いいんじゃないかなあ。序盤では銅貨・屋敷が出る可能性が高いので、銀貨の効果は期待できるし、仮にアクションカードが出れば、他のプレイヤーはそれを使えず捨て札行き。アクションカードが出なけりゃ出ないでいいし、出れば出たで妨害になる。どっちでもおk。ありがたいカードですね。

改良(UPGRADE)

アクション継続カード。改築はプラス2金のもの以内に換えられるが、こちらはプラス1金限定。カードを換える対象は狭いが、1アクション1ドローなので、アクションを継続できる。なので、複数持っていても困らない。持てば持つだけカード整理できる。
また銅貨の処分にも使える。プラス1金のカードに交換しなくてはならないので、0コストの銅貨は1コストのカードがないために、交換対象がなく、処分できる。こりゃいいわい。
序盤は屋敷を銀貨に換えつつ、銅貨は処分。中盤では男爵とか金貸し、魔女などの用済みになりがちなカードをより効果的なカードにチェンジ。
アクションが継続できるので、邪魔にならない。なかなか好きなカード。3枚くらいあってもいいかな。めぼしいところを換えたあとは、改良を金貨に換えてもいいわけだし。あればあるほどいいカード。

コイン戦法 相性:良

いいんじゃないでしょうかね。銅貨を処分できるし、屋敷を銀貨にできるし。序盤の展開がラクになる。

アクション戦法 相性:良

屋敷を他のカードに換えられる点がでかい。村にしても良し、銀貨にしても良し。

圧縮戦法 相性:普通

礼拝堂で圧縮できるのなら、わざわざこれを買う必要はないのかなと。銅貨の処分に備え、銀貨などを買って購買力を高めた方がいいわけで。
唯一効果的だと思うのが、礼拝堂にかけるケース。いらないカードを処分し終えたら、礼拝堂が空気になる。その礼拝堂を銀貨とかに換える手はなくもない。……が、そのために買うのもねえ。

庭園戦法 相性:普通

序盤で効果的と言えなくもないが、ちょっと遠回りな気がしますね。それよりは庭園が手に入る方法とか、デッキの枚数を増やす方法を考えた方がいいのかなと。

寵臣戦法 相性:良

屋敷・銅貨を処分できるので、かなり有効。使ってもアクションが継続できるので、カードを処分しつつ寵臣を使えますのでねえ。こりゃいいわい。

初手で取るか?

取りたい。是非とも取りたい。屋敷を銀貨にできるし、銅貨は処分できる。おまけにアクションは継続できる。ムダがない。
初手だからこそ取りたい。後々の展開を有利にしたい。

交易場(TRADING POST)

アクション終了カード。2枚処分して銀貨に。……ううむ、果たして効くのか。まだこのカードが活躍する場を見たことがない。
せめてアクションが続けばまだいいんだけど。終了しちゃうのよね、残念ながら。
どうすりゃ有効になるんだろうなあ。ちょっと思案に暮れている。効果自体は役に立つんだけど、5コストに見合うかという点がねえ。ううむ。

コイン戦法 相性:良

まあいいんじゃないでしょうか。銅貨2枚を処分してもいいし、屋敷を処分してもいいし。
ロスはないですよね。

アクション戦法 相性:普通

序盤に銅貨・屋敷を処分しつつ購買力を高めるという点で使えなくもないが、他の5コストのカードと比べ、どれだけ優位なのかと言うとねえ。微妙。

圧縮戦法 相性:良

まあいいんじゃないかなあ。礼拝堂と組み合わせると強い。銀貨を得られるので、購買力を確保できるし。

庭園戦法 相性:悪

デッキ枚数を減らすカードは必要ないような。

寵臣戦法 相性:悪

素直に寵臣買った方がいい。

初手で取るか?

初手ならアリかな。銅貨・屋敷を処分できるし、仮に銅貨2枚を処分しても、銀貨が手札に入るので、そのターンがムダにならないし。礼拝堂だとカードを処分したターンでは購入できなくなるからねえ、大抵。
ただ優先度は高くない。圧縮狙いなら、1ターンムダにしてでも4枚処分した方が展開が早いし、銀貨が欲しいなら他に手段はあるし。
なかなか微妙ですね。

拷問人(TORTURER)

アクション終了カード。鍛冶屋同様に3枚引けるが、おもしろいのはプラスアルファがあること。他のプレイヤーは呪いを引くか、手札から2枚捨て札に回さなくてはならない。
つまりドロー&妨害。鍛冶屋に魔女or民兵の妨害効果を足した感じ。
アクションをつなげるための相方として3枚ドローは十分な効果だし、しかも他のプレイヤーを妨害できる。鍛冶屋よりコストは1高いが、十分それに見合う効果。
なかなかいいですね。

コイン戦法 相性:良

1枚あってもいいんじゃないですかね。鍛冶屋同様に。

アクション戦法 相性:良

鍛冶屋よりコストは高いけど、コンボの相方として優秀だと思いますよ。3枚ドローならアクションを継続させる期待大。

圧縮戦法 相性:普通

序盤はともかく、中盤以降は厳しいよね。3枚引いただけでは属州に届かないことが増えるだろうし。

庭園戦法 相性:悪

他のカードの方がいいだろうし、庭園でもいいだろうし。

寵臣戦法 相性:普通

ドローして終わりだと寵臣の出番がなくなっちゃうもんなあ。

初手で取るか?

まあまあかな。3枚ドローできるし、一応妨害効果もあるので。他のプレイヤーの手を止められるしね。
ただ礼拝堂があると呪いを取っても問題がなくなるので、効果が弱くなる。他のカードの優先度が上がるので、礼拝堂がある場合は拷問人より他のカードを取りたいですね。

6コスト

さあ、これで最後の項よ。アクションカード編もやっと最終章。

  • 冒険者
  • ハーレム(陰謀)
  • 貴族(陰謀)

この3枚。少ないですね。
ま、さすがに6コストもなると強力。どれも強い。
ただ、比較となるのは金貨。金貨と比べてどうなのか。金貨の方が有効であるなら金貨を取ればいいわけだし。金貨より有効に使う場面を期待してのアクションカードなわけですしね。

冒険者(ADVENTURE)

アクション終了カード。山札をめくり、コイン2枚出るまで引く。
「コイン」なので、銅貨・銀貨・金貨どれでも該当。なので、銅貨がデッキに多く入っている場合では損。金貨が多いデッキだと得。
冒険者を使って金貨・金貨で6金取れるパターンが理想。冒険者を使う前に、先に銅貨を処分したい。

コイン戦法 相性:悪

金貨を買えばいいんじゃないでしょうかね。銅貨・銅貨を引いてしまったら目も当てられないし。

アクション戦法 相性:普通

アクションをつなげる場合には、アクションカードを引いたほうが都合がいいわけで、コインを集めてもなあと。

圧縮戦法 相性:良

かなり効く。銅貨を処分して金貨を買う展開にすれば、冒険者が威力を発揮する。属州がデッキに入ってくる中盤以降でも問題なし。かなり強い。

庭園戦法 相性:普通

勝利点カードをかきわけてコインを引けるのはメリットだけど、金貨と比べて、まして庭園より優先して冒険者というメリットがどれほどあるのかなあと。ううむ。

寵臣戦法 相性:悪

コインがない方が都合がいい戦法に組み合わせる意味がないような。

ハーレム(HAREM)

勝利点カード且つ財宝カード。2点・2金。
お金の効果としては1金分金貨より劣るが、勝利点という意味があるので、とりあえず取っておいて問題がないような。無難な選択よね。より確実。
弱気な人間なもので、金貨を買うよりは、確実にこちらを買っちゃう。あとハーレムという響きが……。

コイン戦法 相性:良

いいと思いますよ。序盤は金貨優先だけど、中盤以降はこっち。

アクション戦法 相性:普通

銀貨を加えるという意味合いなので、優先度はそんな高くはない。ま、無難な選択ではあるけど。

圧縮戦法 相性:普通

悪くはないけど、どうせ圧縮するなら金貨を買いたいですよね。屋敷を処分するくらいなんだから。

庭園戦法 相性:普通

無難だけど、無難以上のナニモノでもない感じ。Buyが増えるアクションカードとか、庭園を優先してもいいような。

寵臣戦法 相性:悪

コインを増やしても、この戦法では得るものが少ないです。

貴族(NOBLES)

アクションの方を選べばアクション増加カード。3枚ドローと2アクション、好きな方を選べる。
なので、アクション増加カードがない場であるとか、ドロー系のカードがない場では奪い合い。かなり重要。勝利点という意味合いより、アクションカードとして重要になる。
あればあるだけいいカード。アクションかドローを選べるので、手札のパターンによって都合良く使えるし。コストに見合った効果。ロードのワタクシとしては欲しいカードですね。つか、俺が取らなくてどうするよ。

コイン戦法 相性:悪

金貨買った方がいいと思いますよ。まず金貨。

アクション戦法 相性:良

買えるだけ買うといいです。細かいことは後回しで。これが売り切れになってから、後の展開を考えるみたいな感じでもいいくらい。ま、アクション増加カードとドロー系のカードのバリエーションが多い場ならともかくね。

圧縮戦法 相性:良

選択肢として無難ですよね。どんなパターンにも合う。

庭園戦法 相性:悪

わざわざこれを買う意味あるかなあ。どうなんだろ。

寵臣戦法 相性:良

アクションが増えるので、ありがたいカード。組み合わせとしては上々。増やしたアクションを民兵などにつなげるとかなり強い。
寵臣の相棒に何枚か欲しいですね。
はい、これでアクション編終了。おおおおおお、えらい大作になってもうた。
この後は初手の研究とかをやる予定。ではこの辺で。