(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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餅つきで食中毒

珍しいタイプの食中毒だのう。

餅か。餅つき大会での集団食中毒ってあまり記憶にないのう。
しかし内容は定番。

都は、餅つき会の参加者の手を介してノロウイルスが餅に付いたとみている。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100119ddm041040105000c.html

ウイルスがついた手で餅をこねると、ウイルスが餅全体に行き渡る。これ、昨年あった成型肉とかの食中毒パターンと一緒。汚染されている部位をひき肉にすると、全体に食中毒菌が行き渡ると。
餅米が食中毒菌に汚染され云々は、米を炊く過程で十分な加熱をする=菌が死滅するからありえない。なわけで、こねる過程での混入なんでしょうな。幼稚園での餅つきだから、子どもさんに「ほら、やってごらん」みたいな流れになるだろうし。直前まで砂場で「らー!」とか遊んでいて、尚且つ手洗い不徹底とかなら、まあありえる話だわな。
大人が気をつけても子どもが気をつけているとは限らないし、自分と同様のレベルの衛生意識を、他の大人が持っているとも限らない。
幼稚園という環境ならではの事例ではあるものの、一般生活でもありがちなパターンが凝縮されておるので注意したいところですな。

事前知識としてはこちら参照。なかなか役立つ。さすか厚労省

例年この時期にノロウイルスの発生事例が多く報告されております。食中毒というと夏をイメージしますが、ノロウイルスは冬です。冬がピークです。
特にお子さんがいらっしゃる家は要注意。帰宅しての手洗い。この徹底が身を助けますよ。風邪予防についでにうがいもね。