(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

初めての起業は何でも自分でやってみた方がいい

俺は起業に関する事務を自分で何でもやった口なので、ここまで人任せが多いのはどうかなあ。

初めての起業だからこそ、体験してみた方がいいと思うことが多いんだけど。
そりゃあ確かに起業に関するアレコレは面倒くさい。登記やら届出やら何やらで、官公庁をぐーるぐる。法務局がどうで、印紙がアレで、印鑑をつくって、実印を登録して……本当に面倒。
しかしだからこそ会社には信用があるわけね。「法人」っていう得体の知れない組織に信用が生まれる。時に個人よりも。つくるのが面倒くさいからこそ、登記されている会社は信用されるわけよ。
だからこそ、「どれくらい面倒なのか」を体験してみることに価値があると思うわけね。体験することで、それを人に代行してもらう費用が適正かどうかを判断できるわけだし。また、将来的にそういった業務を担当する人間を雇うとき、そうした人間の労苦がわかり、人件費を査定できる。
正直、起業ってやらなきゃわからん話が圧倒的に多い。起業しないと経験できないことがあまりにも多い。だからこそ、初めての起業のときくらいは、なるべく自分でやってみようという姿勢が必要だと思うのね。必ずしも全部自分でやる必要はないけども、とりあえず自分でやろうとしてみて、それは自分でやれるのかやれないのか。自分がやることが見合うのか見合わないのか。自分はその作業に向いているタイプなのか。どのくらいの費用ならば人任せの方がいいのか。担当者を抱えた方がいいのか、外部に委託した方がいいのか。そういう判断材料を集めることに意義がある。今後二つ目の会社をつくるとなったとき、こうした経験が生きてくるだろうしなあ。

こういう便利アイテムもあるし。解説部分を読むことで初めてわかることもあるはずだし、実際に失敗してみて肌身に感じることもある。定款には本社所在地の番地まで書かない方がいいとかって、意外とわからんことだしなあ。自治体名までにしとくと、同じ自治体内で引っ越した場合に、いちいち定款を直さなくていい。印紙の無駄遣いを防げるし。
起業のノウハウって、起業してみたことがある人が、割合少ないから価値がある。価値がある体験だからこそ、是非自分でやってみた方がいいというのが俺の考え。面倒だからこそ、一度は体験してみて。人任せにするのは二度目から。