(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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かわいいの構成要件

俺は、おかもとまりがかわいいと思うのである。

それもそのはずで、俺は広末涼子が好きなのである。かわいいと思うのである。広末涼子は正義なのである。
でもって、おかもとまりは「広末似」が売りの芸人。似ているということは、顔のパーツとか、全体的な雰囲気とかの広末涼子を構成する要件が同じということ。
であるならば、広末涼子に対して思うことを、おかもとまりに思ってもおかしくない。論理的に考えても間違いない。広末涼子が往時しなかったであろう過剰な露出もやってくれるし……。肌色成分おいしいです。
ただ問題なのは、俺が「広末涼子はかわいい」と思っているとして、その「かわいい成分は何か」ということだ。広末涼子が持つそのかわいい成分をおかもとまりが持っているから、俺はおかもとまりをかわいいと思っている。広末涼子の成立要件であり、広末涼子たらしめているエッセンスは何かという話だ。
例えば千昌夫。額に大きなホクロがあれば、その人を俺は千昌夫と認識する。100%コロッケのせいだ。
仮に千昌夫が大好きな女性がいるとして、彼女もまた千昌夫の構成要件は額のホクロと認識している場合、同じようなパーツを持つ菅直人のことも好きになるはず。というか好きになれ。なっておけ。
こうした構成要件を一般化したものが「好み」だと思う。「ポッチャリ好き」とか「しょうゆ顔が好み」とか、「ぷよっとしたお腹が好き」とか「細くて長い指が好き」だとか。パーツの特徴をもって「かわいい」だとか「かっこいい」と認識する。
話を広末涼子に戻す。じゃ、広末涼子広末涼子たらしめている構成要件は何なんだろう。おかもとまりのことをアリと感じさせる広末涼子おかもとまりの共通点って何だろう。
コロッケのようなモノマネ名人は、こういうことを見つけるのがうまいんだと思う。それを小道具とかの使用でなんとかできる範囲に落としこむ。あるいは女性における化粧上手ってもこういう感じなんだろうな。「きれい」と思われるエッセンスを抽出して、それを自らの顔にほどこす。
「よく見せる」って、抽出力と再現力なんだな。「かわいいはつくれる」ってコピーがあったけど、要は「かわいい」のエッセンスの抽出と、そのエッセンスの再現なんだねえ。
とにもかくにもおかもとまりはかわいい。言いたいことは以上です。おわり。