(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

大阪きつねうどん食べ歩き

最近はぼちぼち更新しているが、すっかりブログ更新を怠っていたせいで、画像ばっかりたまっている。俺のiPhoneは食べ物画像に満ち満ちている、うおおおおおおおおお。
そこで放出することにする。誰かの胃袋を刺激することにする(鬼)。
まずは大阪でのきつねうどん食べ歩き画像。基本的に麺好きなので、旅に行っては麺を食べている。行く先、行く先、麺やダシに違いがあって、いいのである。
で、大阪である。大阪といえばきつねうどん。黄金色に輝くダシ。白く輝くうどん。真ん中に鎮座ましますおあげさん。彩りと香りのアクセントのネギ。香川で食べるさぬきうどんはもちろんうまいが、麺とダシとおあげさんのコンボでお届けする大阪のきつねうどんだってうまいのである。

えきそば・阪神店(梅田・うどんそば)

まずはこちら。梅田の阪神百貨店の地下一階にあるスナックパーク。関東圏における百貨店に対するイメージなんぞ気にするものぞの楽園がここである。高級感など気にしてはいかんのだ。

大阪に行ってはここに寄る。ここのうどんを食べると「大阪に来たんだなあ」と思う。ここが大阪を代表する店とは思わないし、何せ姫路の駅そばが元であるから、大阪とはちょっと違うのだけれど、梅田の、阪神百貨店の、スナックパークの、というシチュエーションのコンボで大阪感に包まれるし、そこで食べるきつねうどんということで、なんとなく満足してしまうのである。
味は「ザ・きつねうどん」。ダシ、うどん、おあげさん。どれも関西風きつねうどんに求める味。すべて標準。しかし標準が合わさることで、うまくなってしまう。偶然隣り合わせたおっさん・おばさんの濃さとか、熱気に包まれて、妙な高揚感とともに満足してしまう。
どんなうどんよりも大阪テイストを感じるスナックパークのうどんが好きだ。

道頓堀 今井・本店(道頓堀・うどん)

梅田から難波に移動。道頓堀に出てこちらの店へ。

さすがにお上品なお味。ダシはまろやか。うどんも柔らかく、おあげさんもジューシー。うまいな、やはり。さすがにスナックパークはチープだ。
とはいえ、スナックパークがダメというわけではない。「安い」というだけ。チープ本来の意味合いと受け取っていただきたい。今井はお高いだけあってうまいのである。お高い味がするのである。一方、スナックパークはお安い味がするが、それでもうまいのである。うまさの質の問題であって、うまいという結果の問題ではないのだ。
これはまさに好みの問題であり、懐との相談の問題であり、好みとか、お金の余裕とかでうどんを食べ分けることができる飲食店の厚みの問題なのである。選べるって素晴らしい。選べるって豊かなことだ。

うさみ亭マツバヤ(心斎橋・うどん)

最後はやはり元祖を食べねばなるまい。本当かどうかは知らないが、元祖と言われるのがこちらのお店。

これぞ元祖きつねうどん。伝統の味。
ダシの色はやや濃い目。ちょっと俺の好みではないな。俺はダシ強めが好きなので。醤油強めより、白ダシ万歳星人ゆえ。
ただ、こういうのは好みの問題で、好きな人は好きだろうねえ。合う人は合う。やや香ばしめ。グッと攻めてくるダシの風味。
食べ比べると見えてくる違い。たかがきつねうどん、されどきつねうどん。どれもうまい。違ってうまい。
こうして書いているだに、またきつねうどんが恋しくなる。ダシをすすりたい。ああ、また行きたいなあ。

マルちゃん 赤いきつねうどん(東) 96g×12個

マルちゃん 赤いきつねうどん(東) 96g×12個