(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

ステーキにはご飯に決まってるじゃないですか

ははははは、ご冗談を。

ステーキとご飯。合わないわけがないじゃないですか。
ただ「味付けによる」という指摘はごもっとも。フルーティーなソースはご飯と合わない。ご飯というか炭水化物はそれなりに甘みがあるため、甘いソースだと互いを引き立てない。甘みには塩っぱさを合わせるとうまくいく。同じ要素ではなく、対になる要素を足す。
個人的に好きなステーキの味付けは、岩塩をうりゃあああああとかけ、さらに黒胡椒。粗挽きがよろしい。そしてそこに醤油。これ最強。塩・胡椒でもうまいが、醤油があるとやはり引き締まる。醤油をかけることで全体がうまく落ち着く。
かたまりの肉にナイフを入れ、一口分を切り出しかぶりつく。肉をひと噛みふた噛みしていくと、口内に肉と、肉汁と、肉についた塩分があふれるので、塩分があるうちにコメを投入する。口の中でうまみ大爆発。飲み込む。幸せ。
口の中にいろいろ入れすぎて、咀嚼が足りない感じでも構わず飲み込む。口の中にあふるる幸せ成分を構わず飲み込む。食べ物には飲み込むタイミングというものがあり、それを逃すとうまくなくなってしまう。幸福感が減ってしまう。
肉をがぶり。コメをもしゃもしゃ。これをひたすら繰り返す。
ステーキとご飯。この組み合わせは甘美であり、これ以上の組み合わせはあまり考えられない。
個人的な好みで言えば、焼きたてのステーキには炊きたてのご飯は合わない。多少冷えたご飯の方がうまい。熱々の肉に、程よく冷えたご飯。これがいい。味付け同様に温度も対になる方がいい。熱々同士をかけ合わせるとうまくいかない。片方が熱々でないからこそ、熱々であることのありがたみがよくわかるわけで。

ステーキ。罪な食べ物だぜ。

ステーキを下町で

ステーキを下町で