(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

ネットの気持ち悪さってなんだろね

読んだ。

ネットの気持ち悪さって、普通はやらないことが、ネットでは当たり前に行われているってことだと思う。本来は隠したり、公言しないことであったり、そっとしておくようなことが、ネットでは堂々と語られている。
ネットには自分の醜悪な姿をうつす鏡がない。モニタの向こう側にいるはずの相手も意識されない。また、ためらいであるとか、推敲であるとかの時間的なあそびがあんまりない。本来はひとりごとですむはずの罵声が、直接相手方に届いてしまう。ひとりごとを放ったら最後、それはログとして記録され、消去することは難しくなる。Enterキーを押す前後で世界は変わる。
知性とか品性とかで日常抑えられているものが、何故かネットでは外れる。むき出しの言葉がネットにはある。それはまさに気持ち悪く、醜いものだけれど、だからこそ時に人間くさく、本質的でおもしろくもあり。
現実世界であれば「いや、なんでもない」って打ち消すこともできるのだけれどね。ひとりごとを聞かれちゃったとしても。