毎年恒例のこの季節がやってまいりました。2014年のボージョレヌーヴォーが11月20日解禁であります。
果たして2014年はどんな仕上がりなのでありましょうか。
今年のヌーヴォーは美しいルビーレッド色、フレッシュで華やかな香りが溢れます。口当たりはなめらかで、果実味豊かな味わいに仕上がるでしょう。
フランス現地便り|ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー サントリー
意訳すると「薄いけど、香りは良く、まあまあな感じ」といったところか。
- 95年「ここ数年で一番出来が良い」
- 96年「10年に1度の逸品」
- 97年「1976年以来の品質」
- 98年「10年に1度の当たり年」
- 99年「品質は昨年より良い」
- 00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
- 01年「ここ10年で最高」
- 02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
- 03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
- 04年「香りが強く中々の出来栄え」
- 05年「ここ数年で最高」
- 06年「昨年同様良い出来栄え」
- 07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
- 08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
- 09年「50年に1度の出来栄え」
- 10年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
- 11年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
- 12年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
- 13年「例年よりもフレッシュな味わい」
- 14年「フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」← New!!
昨年よりは良い出来ということは言えそう。
そしてこれまた恒例の「ボージョレ論理クイズ」こと「字面だけ格付け」はこうなりました。
2014年版ボージョレ字面だけ格付け
- 1.2005年「ここ数年で最高」
- 2.2006年「昨年同様良い出来栄え」
- 3.2003年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
- 4.2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
- 5.2009年「50年に1度の出来栄え」
- 6.2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
- 7.2001年「ここ10年で最高」
- 8.1999年「品質は昨年より良い」
- 9.1998年「10年に1度の当たり年」
- 10.1996年「10年に1度の逸品」
- 11.1997年「1976年以来の品質」
- 12.1995年「ここ数年で一番出来が良い」
- 13.2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
- 14.2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
- 15.2012年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
- 16.2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
- 17.2014年「フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」← New!!
- 18.2004年「香りが強く中々の出来栄え」
- 19.2013年「例年よりもフレッシュな味わい」
- 20.2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
フレッシュさを強調しつつも、香りと味わいの良さがあるということで、昨年の2013年よりは上位。しかしながら、フレッシュさを強調している以上、味の濃厚さには欠ける。濃厚さを果実味と酸味のバランスと解釈すると、それが調和した2008年よりは劣るのかなというわけで、17位にランクイン。味に言及がない2004年よりは上でしょう。
いずれにせよ2012年、2013年、2014年と低調な感じではあります。2011年以来の当たり年はいつになるのでしょうか。2011年が「50年に一度の当たり年」なので、本来は2061年まで待たなければなりませんが、実際のところ2009年も「50年に1度の出来栄え」だったので、そろそろ来そうではあります。
ではまた来年もこの記事でお会いしましょう。
アンリ・フェッシ ボージョレ ヴィラージュ ヌーヴォー 2014 [赤ワイン ミディアムボディ フランス 750ml ]
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