(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

エロい目にあって鼻血を出した経験が結構あります

ある。

エロい目にあって鼻血を出した経験が一度もない

エロい目にあって鼻血を出した経験が一度もない: 不倒城

但し「エロい目にあったから」ではない。単にしょっちゅう鼻血が出ているから。
俺はよく鼻血が出るのである。驚かれるほど出るのである。別にきっかけなどない。あるときいきなり来る。
中級者だと鼻からつたってきた血が、上唇に到達した時点で「なんか上唇あたりが冷たいな」というのが鼻血サインだろうが、俺みたいな上級者になると出血した瞬間がわかる。「あ、来た」と思ってティッシュを鼻に入れてみると出血である。鼻の奥底が濡れた瞬間がわかるのである。マンガとか映画で、超能力者が何かを感知して「来る!」とか言ったりするが、正にそんな感じなのである。そんなのなんの自慢にもならないのである。意味なし芳一である。
そんなわけで、しょっちょう鼻血を出しているわけだから、エロい目にあったときに「たまたま」鼻血が出ることだってある。回数多く出ている以上、生活のあらゆる場面で鼻血が出る。何もエロい目にあった際に出るものではなく、冷静な頭で読書をしていたり、静かな音楽を聴いてリラックスしている時もあいつは出てくる。女性のセクシーシーンを目撃した時も、男性のあられもない姿を目撃した場合であっても、赤いあいつはこんにちわしてくる。カモン、ティッシュ
ズバリ言って、エロい目にあって鼻血が出るというのは都市伝説だと思う。鼻血のきっかけの中で「エロい目にあったから」が特段上位に来るような理由などない。一般的に鼻血は「興奮すると出る」と思われているようだが、よく鼻血が出る人間に言わせると、興奮と鼻血の相関関係なんてない。もしそんな相関があったとしたら、俺がしょっちゅう興奮している人間になってしまうではないか。興奮してませんよ、俺。いや、多分。きっと。恐らくしてない。いや、ほんとなんだって。
俺みたいな鼻血人間の場合、生まれつきか後天的かはともかく、鼻腔内の皮膚が弱くて、出血しやすいだけなのだ。で、その出血のきっかけは、「エロい目にあったから」という興奮シチュエーションの有無ではなく、「前日寝てない」とか「疲れている」とかの体調面の問題の方が大きい。
しかしながら「鼻血」と「エロ」という一般的なイメージがあるから、そう結び付けられてしまう。実際その方が面白いしな。はっきり言って「おいしい」。つか、俺マンガみたいじゃん。
鼻血とエロの関係に限らず、何事もわかりやすく理解しやすいものに理由を求められがちであるが、実際のところ無関係であることが多く、単なる統計的な歪み=たまたまであるだけなのである。
というわけで、俺が鼻血を出していたとしても、エロいことを考えていたわけではないと思っていて欲しい。妄想のせいではない。また目線の先のエロがあったわけでもない。鼻血を出すのに理由はいらぬ。弱い粘膜のひとつもあればよい。