シングル版のメインについている曲のことを、最近は「カップリング」と言いますが、昔はB面と言ったもんです。完全にレコードの名残。表がA面、裏がB面。CDだと続けて聞けるので、AもBもねえし、表も裏もねえんですが、レコード時代はひっくり返すって作業があったわけですよ。めんどくせえ時代ですね。
今回はそんなB面、カップリングの名曲を貼っていきたいと思います。サブ的につけられた曲だけど、実は名曲というものを挙げていきたいと思います。
プリンセス・プリンセス「M」
意外なことにこれはカップリング曲。「Diamonds」についてた曲。今や「Diamonds」以上に歌い継がれている曲ですけどね。ま、1枚のシングルで「Diamonds」と「M」という名曲2曲を聞けたわけなんで、非常にお得な1枚であったと言えるでしょう。
松山千春「初恋」
デビュー曲「旅立ち」のB面。「旅立ち」もいい曲だが、個人的には「初恋」が松山千春の曲の中で一番好き。あんだけムサい人が、こんな女心を歌うなんて……信じられん。
ちなみに松山千春で言うと「銀の雨」も「かざぐるま」のB面。有名曲が意外とB面だったりする。今となっては不思議だね。
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欧陽菲菲「ラヴ・イズ・オーヴァー」
元々は「うわさのディスコ・クィーン」という曲のB面だったらしい。……知らねえ、その曲。
その後、A面版として再発売。ヒットという曲。デビュー直後のB面曲が時間の経過とともに見直され、歌い継がれていくケースが多いみたいだね。
尾崎豊「OH MY LITTLE GIRL」
「十七歳の地図」のB面。まだレコード時代の曲だったはず。後に「この世の果て」の主題歌になり、そこでシングルCDで再発売、ヒット。
B'z「恋心(KOI-GOKORO)」
B'zの曲の中でもかなりの人気曲だが(ファン投票1位になったくらい)、実はこれもカップリング。「ZERO」の。
完全に主客転倒よね。ライブでは必須の曲です。
The Beatles「Don't Let Me Down」
最後は洋楽からも1曲。ビートルズから。「Get Back」のB面。A面よりこっちの方が好き。こういう「オレなりのA面」感を持てるのも、B面名曲の条件かもしれんねえ。