「ばんえい競馬」が廃止の方向とのこと。1998年度から赤字に転落。累積赤字が31億円にもなり……ということらしい。
赤字だから廃止。ううむ、その論理は私企業ならいいんだけど、自治体としてアリなのかねえ。「税金を赤字穴埋めに使うわけには」ということらしいけど、税金を使ってでも住民にとって利益があるならば、税金を投じる意義があるわけで。自治体が取り組む以上は私企業と違って、「利益が出るかどうか」じゃなくて「住民にメリットがあるかどうか」が基準なはず。競馬の売り上げだけがばんえい競馬開催の目的だったのかい? 微妙に論理がずれてる。
帯広・旭川・岩見沢・北見の4市で開催してきたわけだけど、ばんえい競馬をなくしてどうすんのかね。特に岩見沢と北見。こういうのをなくすと、本当に観光客来なくなるよ。帯広には豚丼、旭川にはラーメンとか旭山動物園があるからいいけど。ジリ貧になるってわかってるのかな。名物がなくなるって怖いけどなあ。
それに赤字って言うけどさ、どれだけ黒字にする努力したのかね。極端な話、365日開催するとか、競馬場の隣にスーパー銭湯(温泉ランドでも可)・パチンコ・ボウリング・ゲームセンター・シネマコンプレックスとかを併設して、年がら年中、老若男女が遊べるようにするとか、方法はある気がするな。固定資産税とか法人税を減免すれば、市が税金投入しなくても、企業が勝手につくってくれるよ。「あれができない、これもできない」じゃなくて「何でもいいからやってみよう」が大事。それができるような環境づくりが役所の仕事のような気がするね。なくしたらおしまいだべや。