しても無駄だんべ。北京市長が大気汚染への取り組み明言。
製鉄工場の溶鉱炉の郊外移転が既に始まっているが、北京市当局は一時的な交通規制で渋滞を軽減し、排ガスを抑制すると予想される。
北京に行ってきた率直な感想として、そういう次元の大気汚染じゃねえっす。何故なら、交通量の少ない夜でも目一杯空気悪かったから。溶鉱炉を移そうが、交通量を減らそうが、そんなものは屁の役にも立たん。1年で空気が澄んでいる季節である冬の、しかも日曜の夜で空気がダメ。ってことは慢性的なもんだし、デフォルトの話なのよ。
ましてオリンピックは夏にある。夏の方が黄沙の影響も出てくるし、気温が上がれば、光化学スモッグも起きやすくなる。対策を打つとしたら、強引に雨を降らすしかないねえ。それで大気中の浮遊物質を落としてしまうと。ほんでもって公共交通機関以外の市内乗り入れ禁止とか。それくらい大胆にせんと。
北京の空気を思えば、東京なら道路沿いで深呼吸できますよ。そのくらい差がある。普通に100メートル先が煙って見えるレベルはどうにもならん。大丈夫かね、オリンピック。